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奈良時代、吉備真備が遣唐使として当時の中国にあるとき、スサノオノミコトが自分を守るのを感じ、天平5年(733)日本に帰る際にこの地に祀ったのが始まりといわれています。また、大内氏の信仰が厚かった古社で、大内氏が寄贈したと伝えられる5面の能面や、捕鯨の様子を描いた捕鯨図が納めてあり、祇園様の名で親しまれていて、毎年7月には祇園祭りが行われます。童謡詩人・金子みすゞが、仙崎八景の1つとして詠った詩「祇園社」ゆかりの神社としても知られています。
寺院・神社
住所 | 〒759-4106 山口県長門市仙崎祇園町1339番地 |
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TEL | 0837-26-1256(八坂神社) |
アクセス | ・JR山陰本線「仙崎駅」から徒歩約4分 ・JR山陰本線「長門市駅」からバスで約2分、「八坂神社前」下車、徒歩2分 ・中国自動車道「美祢IC」から約45分 |
駐車場 | 5台 |
駐車場料金 | 無料 |
祗園社
はらはら
松の葉が落ちる、
お宮の秋はさみしいな。
のぞきの唄よ
瓦斯の灯よ、
赤い帯した
肉桂よ。
いまはこわれた氷屋に、
さらさら
秋風ふくばかり。
「金子みすゞ童謡全集」(JULA出版局)より
※金子みすゞの詩は、金子みすゞの著作保存会の了承を得て掲載しています。
転載される場合は、必ず「金子みすゞ著作保存会」の許可を得てください。