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金子みすゞ記念館:学芸員だより

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  • 記事更新日

    2025.11.18

「私と小鳥と鈴と」「こだまでしょうか」で知られる山口・長門出身の童謡詩人 金子みすゞ。長門市民の間では「みすゞさん」と呼ばれて親しまれ、彼女が育った仙崎地区に建てられた「金子みすゞ記念館」には毎年多くの方々が訪れます。

こちらのページでは、「金子みすゞ記念館」の学芸員さんから記念館の見どころをはじめ、企画展や定期開催される学芸員講座情報もお届けいたします。

 

開催中の金子みすゞ記念館 企画展:「“童謡”の時代~詩から歌へ~」


12月2日(火)~12月30日(火)まで、企画展「“童謡”の時代~詩から歌へ~」を開催中です。現在、私たちは「童謡」と聞くと、「子どもが歌う歌」全般を想像するのではないでしょうか。しかし、みすゞがその才能を開花させ活躍したのは、大正中期から昭和初期に、新しく誕生した「子ども向けの詩」の分野でした。

当企画展では、「童謡」の歴史について、近世の「わらべ唄」から明治期の「唱歌」と大正期の「童謡(子どもに向けた詩)」、昭和初期の同人誌の流れや戦後の「大衆童謡」、そして現在の「幼児童謡」に至るまでの児童文学の変遷過程を、当館が収集・保管している当時の同人誌や資料と共にご紹介します。愛唱されている歌が、いつの頃にどのような過程で生まれたものなのか、ご注目下さい。

 

→開催中の企画展詳細はこちら

 

1月金子みすゞ記念館 企画展:「金子みすゞ児童作品コンクール優秀作品展」

市内小学生を対象に実施した令和7年度「みすゞ児童作品コンクール」において、表彰された大賞、最優秀及び優秀作品を展示します。

学芸員講座:「みすゞがうたう“見えぬもの”」

詩を読むとゆかいな空間が広がる「露姫さま」や「時のお爺さん」など、みすゞさんがオリジナルに作った人物が登場する詩を紹介します。

▽開催日:12月14日(日)

▽時間
・1回目 11:00〜11:40
・2回目 14:00〜14:40
※いずれもの時間も同じ内容です

▽参加:無料/予約不要

 

金子みすゞ記念館で楽しめる体験:「詩札づくり」

みすゞさんが生まれ育った仙崎で、みすゞさんの心温まる詩に触れ、思い出を詩札にして残してみませんか。木札に水彩絵の具やサインペン、クレヨンで色付けしたり、札を個性的に彫ったりして、思い思いの詩札を作ることができます。

▽体験できる時間:9:00~16:30

▽所要時間:1回につき約30分~1時間ほど

▽体験料:300円

▽申し込み:金子みすゞ記念館(TEL:0837-26-5155)※要予約

 

金子みすゞの世界をもっと楽しむために:「童謡詩人 金子みすゞを育んだ仙崎まち歩き」ガイドウォーク

童謡詩人「金子みすゞ」のふるさと長門市仙崎。「私と小鳥と鈴と」、「大漁」などを生んだみすゞさんのこころの景色を地元ガイドの案内で歩いてみませんか。

▽実施日:毎週土曜日

▽時間:13:30~15:30ごろ(集合13:20)

▽集合場所:金子みすゞ記念館前

▽参加:無料/予約不要

▽お問合せ:(一社)長門市観光コンベンション協会 0837-27-0074

 

なお、別途曜日・時間を指定できるプログラム「金子みすゞの“こころ”をめぐるガイドツアー」もあります(要予約/有料)。

ぜひこちらもご利用ください。

 

関連リンク

金子みすゞ記念館公式サイト

金子みすゞ記念館公式X