記事更新日
2022.08.30
2022年8月某日、写真家の岩倉しおりさんに、長門市内のスポットをめぐって撮影していただきました。
その時の写真が、岩倉さんのtwitterアカウントにアップされています。
長門市でJR美祢線と自転車の旅。コバルトブルーの海沿いや、稲穂に囲まれた田んぼ道を巡りました。長門は絵になる風景が沢山あります。撮影に使用した折りたたみ自転車「BROMPTON」は電車に持ち込めるので、美しい景色を見ながらの自転車旅におすすめです。https://t.co/mokhzvCOAt pic.twitter.com/qmZB6AOBJf
— 岩倉しおりiwakura shiori (@Shiori1012) August 29, 2022
岩倉さんがながとを訪れるのは2021年冬以来の2度目。前回とはうって変わり、真夏の撮影となりました(前回の旅の様子はこちら)。今回は、JR西日本のローカル線「美祢線」と折りたたみ自転車「BROMPTON」を組み合わせた「輪行(※)の旅」をテーマに設定。美祢線の駅周辺や自転車で向かえるスポットを中心に写真を撮りました。こちらのページでは、その時の様子を写真でお届けします。〔取材:ななび編集部〕
(※)自転車を電車やバスなどの公共交通機関に載せて移動すること
※記事内における、以降の掲載写真は「ななび」編集スタッフによるものです
△JR美祢線の車両とモデルさん
この日のながとの天気は降水確率60%の曇り予報。夏空や青く映える海を見ることは難しいかと思われましたが、実際に撮影ポイントへ向かうと次々に晴れ間が。見事に美しい夏の景色をとらえることができました。
厳しい真夏の暑さの中でしたが、撮影はなごやかな雰囲気で進みました。
以前から「ながとの夏の海を撮りたい」と話されていた岩倉さん。今回は東深川の湊漁港や仙崎のさわやか海岸を撮影していただきました。
こちらでは湊漁港の様子をお届けします。
いくつかのポイントを経由しつつ、西へ傾く太陽を追いかけながら海へ。夕日に輝く海を撮影します。
夕日を撮影しようとたどり着いたのは青海島の青海湖付近。残念ながら沈む夕日そのものは拝めませんでしたが、夏の夕暮れ、美しく焼ける空を見ることができました。
撮影全体で印象的だったのが、岩倉さんがニコニコしながら出す「オッケー」ポーズ。最後に夕暮れ空に向かって、モデルさんと2人で撮影終了の「オッケー」を出してもらいました。
今回めぐった場所は観光スポットとしては「ななび」であまりご紹介しない場所もいくつかあり、夏の光に照らされた美しい景色に「ななび」スタッフも新鮮な目線でながとを見ることができました。
そんな嬉しさを岩倉さんにお伝えすると、岩倉さんからも「ながとは撮るのが楽しいんですよ。」という返答が。その理由を伺うと、「海がきれいなのはもちろんですが、海や山の自然と、家や建物の人工物がバランスよく並んでいたりしていて、『撮りたい』と思う魅力的なロケーションがたくさんあるんです。」とのことでした。
カメラを持って光や季節を追いかけ、作品を生み出す岩倉さん。そんな彼女のように、美しいシーンや風景を探すための旅も、ながとを楽しむひとつの形になると感じることができる撮影となりました。
香川県在住の写真家。うつろう季節の光をとらえたフィルム写真が反響を呼んでいる。地元、香川県で撮影した写真を中心にSNSで作品を発表する他、CDジャケットや書籍のカバー撮影、写真展の開催など幅広く活躍。2019年3月、初の写真集『さよならは青色』(KADOKAWA)を出版。
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▷ Twitter(@Shiori1012)
考える時間を大切に、日々、生きている空間を<ことばと写真>で記録している作家。
山口県長門市のロケーションを紹介するフォト企画「ながとに物語を」の企画・撮影を担当。
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JR西日本「美祢線」は、「厚狭(あさ)駅」と「長門市駅」を起点とし、山陽小野田市〜美祢市〜長門市を結ぶローカル線です。行く先々では県内のさまざまな景色がお楽しみいただけます。山口の旅の際にはぜひご利用ください。
今回撮影に使用した折りたたみ自転車「BROMPTON」は、長門湯本温泉のレンタサイクル・サービス「YUMO」にてレンタルしています。可愛らしい見た目と電車などと組み合わせた「輪行」の旅に便利な自転車です。ぜひご利用くださいね。
・NICO STOP/写真家 岩倉しおりさんが恋した「山口・長門市」の美しい海岸線 – 「ながとブルー」と光を追い求めたフィルムの旅
・写真家 岩倉しおりさんのながと写真旅<前編>
・写真家 岩倉しおりさんのながと写真旅<後編>
・フォト企画「ながとに物語を」