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「はじめてなのになつかしい仙崎」散走のまなざしフェア開催(前編)

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  • 記事更新日:

    2019.09.10

  • ライター情報:

    長門市観光コンベンション協会

長門の「食」と「サイクリング」にスポットを

9月3日(火)〜29(日)の期間、自転車パーツメーカー「SHIMANO」のコンセプトショップ「LIFE CREATION SPACE OVE(ライフ・クリエーション・スペース・オーブ)」では、長門市の「食」と「サイクリング」にスポットを当てたフェアが開催されています。

今回は、9月7日(土)のイベントに合わせて、スタッフが実際に現地を訪問したレポートを、前編・後編に分けてお届けします。

舞台は東京・南青山の「OVE」

地下鉄外苑前駅を出て、徒歩8分。「OVE」は東京・南青山の住宅街にあります。

店内に自転車を持ち込むこともでき、ドアを開けると、仙崎のどこかなつかしい風景に迎えられます。

フェアのテーマは、自転車で長門市をめぐる「散走(さんそう)」。

「散走」は、OVEが提唱する取組で、自転車で散歩するようにゆっくり走ることを表しています。

「サイクルツーリズム」を推進する長門市は、サイクリングを通じて豊富な「食」や自然が生み出す絶景、風情の異なる5つの温泉などが楽しめます。走って、食べて、くつろいで、気軽に自転車でめぐる「散走」にはぴったりなエリアといえるかもしれません。

会場には長門市のパンフレットやフリーペーパーが並ぶほか、道の駅センザキッチンからセレクトされた商品、童謡詩人・金子みすゞの詩集などの販売スペースが設けられています。木の味わいを生かし、落ち着いた雰囲気の空間に、市内の産品が映えていました。

長門の風を感じるカフェスペース

カフェスペースに入ると、まず目に留まるのが大きなタペストリー。

王子山公園から眺めた「朝陽」と「夕陽」に、それぞれ金子みすゞの詩が描かれています。

朝陽は「大漁」、夕陽は「風」の詩。

臨場感あふれる2つの写真の前に立つと、穏やかな仙崎の風を感じられた気がしました。

明かりに照らされた壁面のスペースには、詩が描かれたポストカードや「長門おもちゃ美術館」の木のおもちゃなどが並びます。小さな長門市がここにある、そんな空間が広がっていました。

新感覚の「食」を楽しむ

ランチタイムには、フェア開催期間の限定メニューとして「グルグルグリーンカレーうどん」が提供されています。

こちらは、山口県内で栽培された無農薬の青唐辛子や野菜が溶け込むカレーペーストを使用し、長門市の伝統野菜・白オクラもトッピングされた1杯。スープに浮かぶ海藻・アカモクも、食感や粘りが良いアクセントになっていました。

さらにデザートは、温かいココナッツミルクに甘酒を加え、タピオカや白玉、俵山・津田農園のブラックベリージャムを乗せたタイのブアローイ風オリジナルデザート。甘みと酸味に、プチプチ・もちもちな食感が合わさり、新感覚の味わいを楽しめます。

また、この日の夜には、「金子みすゞ うれしいまなざし」と題して、金子みすゞ記念館の矢崎節夫館長のお話を聴きながら、長門市の食材を味わうイベントが開催されました。

イベントの模様は、レポート後編でお届けします。

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