記事更新日:
2019.10.02
ライター情報:
長門市観光コンベンション協会
9月29日(日)、長門市仙崎の「ルネッサながと」で「第5回仙崎かまぼこ板っ球大会in長門湯本温泉」が開催されました。
昨年は台風の影響で中止になったため、2年ぶりの開催です。
開会式では、山口県出身女子卓球選手の石川佳純選手の父親である石川公久さんが参加選手として挨拶をされました。
挨拶中ずっと持っていた紙袋を取り出して「じゃんけん大会」のサプライズ。これには主催者も参加者もビックリ。
まさかの1回目は全員負けてしまい、石川さんも笑いながら2回目の挑戦で決着。
このサプライズで、会場はとても盛り上がりを見せ、勝者2名には「石川佳純(かすみん)カレー」と「石川佳純選手のネーム入り公式ユニフォーム」が贈られました。
この大会は、大会名の通り通常のラケットの代わりに、長門市仙崎名産のかまぼこ板を使用します。
ネットの高さも25cmと高く、チャレンジ宣言してポイントをとると3点加算されるといった特別ルールも存在。
今回は、大阪府や福岡県など遠方からの参加もあり108ペア216人が出場しました。
まず、3ペアによる予選リーグを開始。
この大会の注目ポイントであるコスプレによって、試合会場はとてもカラフルになりました。
この大会にはさまざまな賞が用意されていて、中でも「コスプレ特別賞」は大会優勝者よりも賞品が豪華だと言われています。
またこの日の審判は、地元の小中学生の卓球部の皆さんです。
中には入部したばかりの子もいて、特別ルールに困惑しながらも、全試合一生懸命務めてくれました。
会場の外では、かまぼこ板を30秒間で何段積み上げられるかという、誰でも参加できる「かまぼこイタワー選手権」を開催。
結果、最高段の17段が3人いたため、急遽、決勝戦を実施。
福岡県から参加された上川祥也さんが見事16段で優勝しました。
屋外では、かまぼこやかまぼこを使った食べ物を販売。
その他にも、長門の名物が並びます。
お昼過ぎには選手たちが再び会場に集まり、お楽しみ抽選会や特別賞の発表が行われました。
特別賞には「よく来ちゃったで賞(最も遠くから来た人)」や「見事に負けたで賞(予選で最も点が取れなかったペア)」などユニークな賞に加え、「最年長・最年少」「コスプレ特別賞」があります。
コスプレ特別賞1位に輝いたのは、長門市特産品である「ゆずきち」をモチーフにしたコスチュームです。
すべて手作りのこちらのコスチュームは、約2~3週間かけて作られたそうです。
その他の結果は以下の通りです。
順位別ともなると、少し真剣さがプレーに表れてきます。
初心者もコツをつかみ始めて、予選よりもずっとラリーが続きます。
勝ちにこだわり始めるとラリー戦をとった時の喜びが大きく、応援の声も響きます。
準決勝からは、正面3コートに集められ、一斉に試合開始。
いよいよ順位が決まります。
さすがに準決勝・決勝ともなるとラリーは長く、スマッシュなどの決め球は決まり、白熱の試合になります。
1位トーナメント決勝は、フルセットの末、美祢市・下関市から参加の長尾佳昭・竹永圭介ペアが制しました。
最後、熱気のこもった会場で拍手に包まれながら、がっちりと交わされた握手はとても印象的で、白熱した決勝にふさわしい試合の終わり方でした。
来年は9月27日(日)に開催予定。
どんなコスプレ・パフォーマンスが披露されるのか、選手のさらなるパワーアップを期待しています。