記事更新日:
2019.10.29
ライター情報:
長門市観光コンベンション協会
10月24日(木)〜27日(日)の期間、大阪の「インテックス大阪」を会場に、世界最大級の旅の祭典「ツーリズムEXPOジャパン2019大阪関西」が開催されました。
一般来場日となる26日(土)〜27日(日)には、長門市観光コンベンション協会のスタッフも現地へ。
会場には、長門市を含む「山口県観光連盟」のブースがあるものの、今回は「日本フードツーリズム協会」のブースでPRをさせていただくことになりました。このたびのレポートでは、スタッフの目線でイベントの模様をお届けします。
フードツーリズムとは、その地域ならではの「食」や「食文化」をテーマにした旅のこと。
日本フードツーリズム協会では、その土地ならではの食材や体験を楽しむことができ、「食」が旅の目的となる地域を「フードツーリズムエリア」として認定する取組を行っています。
今回、長門市は認定候補地としての出展。本市の体験観光プログラム「ナガトリップ」の「たべる」プログラムは、まさにフードツーリズムといえる取組で、ブースではこれまでのガイドブックや、新たに作成したリーフレットなどを配布しました。
また、今夏に実施したプログラムをまとめた新作ムービーも会場で上映。
「おいしい」と「たのしい」をキーワードに、3分間で長門の食の魅力を届けました。
2日間で合計3回行われた「試食付きプレゼンテーション」では、長門市から参加したスタッフが、毎回50人の来場者を前にマイクを握り、食のPRを行いました。
「ラグビーワールドカップ2019」に出場し、長門市でキャンプや食の体験を行ったカナダ代表チームの話題に始まり、「仙崎かまぼこ」や「やきとり」といった長門の食、豊富なエイドステーションが用意された「JAL向津具ダブルマラソン」をご紹介。
お待ちかねの試食では「仙崎かまぼこ」を配布しながら、スタッフが語る長門市の食や食文化のストーリーをお楽しみいただきました。
「東の小田原・西の仙崎」と称される「仙崎かまぼこ」は、新鮮なエソのすり身を板に盛り、蒸すのではなく焼き上げる「焼き抜き」製法で作られます。その歯ごたえと濃厚な旨みは、一口で訪れた人を驚かせていました。
今回は、26日(土)には大和蒲鉾株式会社の「浜千鳥」、27日(日)には藤光海風堂の「白楽」を用意。
2日間で約800人に召し上がっていただく中で、どちらも「銘柄を教えてほしい」という声が続々と上がりました。スタッフも「仙崎かまぼこ」の魅力をあらためて実感し、食を通して長門市を知っていただけた機会となりました。
27日(日)はブース内のPRだけでなく、北海道(札幌・函館)や石川県能登島、青森県十和田市と並び、ステージ上で各地の食のクイズ大会が行われました。
長門市からは2問を出題。
養鶏業が盛んになり「やきとりのまち」となった理由や、仙崎旬宣言の発令で「仙崎トロあじ」に名前が変わるマアジなど、長門市の「食」にまつわる歴史や取組をクイズに盛り込みました。
漁業から水産加工業、そして養鶏業と続くストーリーは、皆さんに興味深そうにお聞きいただき、新鮮な鶏肉を塩で味わうやきとりのスタイルも「ぜひ一度食べてみたい」とうれしい言葉をいただきました。
見たり、聞いたりするだけではなく、実際に味わって、ストーリーと一緒に食を楽しむ。
日本各地の「食」にスポットを当てたブース内は、来場者の皆さんの「おいしい」と「たのしい」表情にあふれていました。試食やプレゼンテーション、クイズを通じて率直な感想をいただき、あらためて豊富な長門の「食」の魅力と向き合えた2日間となりました。