記事更新日:
2020.10.07
ライター情報:
長門市観光コンベンション協会
10月7日(水)、長門市観光コンベンション協会が主催する「第2期 ながと観光コンシェルジュ講座」がスタートし、長門市役所にて開講式と第1回目の座学が行われました。
「ながと観光コンシェルジュ」は、ホテルや百貨店における“コンシェルジュ”のように、ながとへの観光客に寄り添った「おもてなし」を行える人材を育成する取り組みです。
まず、「基本コース」として「ながと観光文化セミナー」にて勉強し、検定試験を受験。
合格者は次のステップとして「ホスピタリティコース」でおもてなしの実践ワークショップなどを受け、「ながと観光コンシェルジュ」として認定されます。
開講式では長門市観光コンベンション協会の大谷会長が挨拶し、「この取り組みが市内観光のレベルアップだけでなく、地域全体のおもてなし力の向上にもつながって欲しい」と、思いを語りました。
セミナー第1回には、萩焼深川窯のひとつである田原陶兵衛窯より田原陶兵衛さんが登壇。萩焼の歴史や特徴といった基礎的な知識とともに、これまでの作家活動におけるエピソードなども交え、萩焼の魅力をお話しいただきました。
話の後半には次世代への期待や今後の抱負など、「これからの萩焼」について、田原さんの思いを聞くことができました。
セミナー第2回の講師は、香月泰男美術館の学芸員である丸尾いとさんが務めました。講座では長門市・三隅地区出身の洋画家 香月泰男についてのお話が展開され、各作品が本人の当時の様子とともに解説されました。
また、丸尾さん自身が実際に長門に暮らして発見した「三隅の生活風景と香月泰男の作品のつながり」など、図録などではなかなか感じることのできない作品の魅力について聞くことができました。