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【水中生物特集】珍生物「ゴマフホウズキイカ」大発見!

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  • 記事更新日:

    2016.04.19

  • ライター情報:

    長門市観光コンベンション協会

PHOTO BY KUMIKO MAKI 

また珍生物が青海島で発見されました!

 どことなくゆるキャラのような見た目でとてもかわいいお顔をしたこのイカが今回大発見となった珍生物「ゴマフホウズキイカ」です! 平成28(2016)年4月7日~9日にかけ、青海島でスキューバダイビングをされていたダイバーさんが、大変貴重な生物「ゴマフホウズキイカ」を生きたままの姿で撮影をすることに成功されました!発見は2010年以来、6年ぶりの発見との事で、このように生きている姿が撮影されるのは大変珍しいそうです。 山口県北長門海岸国定公園「青海島」はフォトダイバーといって、水中生物を撮影されるダイバーさん達が集まる全国屈指のダイビングスポットです。 この海域では南風が強く吹いた日に、湧昇流(ゆうしょうりゅう)という流れが発生し、沿岸域の海水と沖合いの深場の海水が入れ替わる現象が起こります。この流れに紛れて、稀に深海性の生物達が青海島沿岸に迷い込んでしまいます。 この「ゴマフホウズキイカ」も本来は深海性の生物のため、この湧昇流(ゆうしょうりゅう)に乗って迷い込んできたところをダイバーさんに発見された様です。 

ゴマフホウズキイカの生態

本来の生息域は水深1000~3800m。目の下に豚のような鼻があり、英名Piglet Squid (子豚イカ)とも呼ばれます。この鼻から水を噴出して進みます。今回発見された「ゴマフホウズキイカ」は体長約6cmほどの大きさで、メタリックな目のふちと肝臓が光を反射し、キラキラと光って見えるそうです。それ以外の部分はほぼ透明で、フニャフニャと形をかえる為、見つけるのが非常に難しい生物とのこと。 キラキラと光る肝臓は常に垂直を保って泳いでいます。というのも、イカを捕食する生物は下から狙うため、天敵に気付かれないよう「ゴマフホウズキイカ」を下から見上げてもキラキラと光る肝臓は、只の点にしか見えず、接近に気付かないという仕組みになっているそうです。おもしろいですね! 「ゴマフホウズキイカ」は深海性の生物のため、今まで生きている姿を捉えた写真や映像がほとんど存在しないため、プロの水中カメラマン「日本水中映像(株)の中村さん」が急いで青海島に駆けつけるなど、フォトダイバーさん達から、大注目されているそうです! 他にもかわいい生物達が沢山いるこの青海島で、みなさんもぜひスキューバダイビングをしてみてはいかがでしょうか? ▽発見されたダイバーさんのブログに詳細が掲載されています。http://dailyomi.blog.fc2.com/blog-entry-1017.html