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【ながとの食】「萩たまげなす」が旬を迎えます!

News
  • 記事更新日:

    2016.06.04

  • ライター情報:

    長門市観光コンベンション協会

2016(平成28)年5月24日(火)「萩たまげなす」が旬を迎えます!長門市でもいよいよ出荷がスタート致しました。今回農家の北下さんのハウスにお伺い致しました。20160524_萩たまげなす 初めてみる人はその大きさに「たまげる」(びっくりする)という方言から、名づけられた「萩たまげなす」。大きいものは長さ30cm、重さ800gにも達します。20160524_萩たまげなす 

特徴

500gという基準を超えた大きさのなすのみ「萩たまげなす」と呼ばれます。普通のなすと比べ、皮が薄く、果肉は非常にやわらかく、甘みが強いのが特徴です。熱を通すと、ペクチンが溶け出しトロっとした食感に変わります。一度食べると、このとろとろ食感と甘さがやみつきになります!20160524_萩たまげなす上「萩たまげなす」、下「千両ナス」 

もともと「萩たまげなす」は「田屋なす」

「田屋なす」の500g以上の大きさのものを「萩たまげなす」と呼びます。山口県長門市仙崎田屋地区で栽培されていた事から「田屋なす」と呼ばれ、長門市の伝統野菜の一つです!旬は5月末~7月中旬と、普通のナスより早めです。 

強い抗酸化作用

紫紺色のナスの皮に含まれるポリフェノール「ナスニン」には、強い抗酸化作用があります。血流改善や動脈硬化予防、がん予防、老化予防、美肌効果、便秘改善、疲れ目解消など、様々な効果があるとされています。 

こだわりの栽培

長門の伝統野菜「萩たまげなす」を育てている農家さんはエコファーマーといって、減肥減農薬で丁寧に育てています。通常のナスよりも虫がつきやすく、実も大きい為育つのに時間がかかる「田屋なす」は、とても手間がかかります。20160524_萩たまげなす 3月末に定植され、1ヶ月後には誘引といってハウスの天井からロープでナスの茎が、実の重さに耐え切れず地面に引っ付かないように支えます。成長するたびに、少しずつ調整をしていきます。20160524_萩たまげなす 地面から一番近い実から1番、2番、3番と呼ばれ、1番を除いて他の奇数番の花は摘花されます。ナスの実に日がまんべんなく当るように、いらない芽を落としたり・・・と、毎日大切に育てられます。20160524_萩たまげなす 北下さんはハサミを使わず、手の爪でいらない葉、花、芽をとっています。その為、この時期は人差し指と親指の爪を伸ばしているんだとか。20160524_萩たまげなす 

大変なこと

虫と病気。「田屋なす」はとっても虫に喰われやすく、病気にもかかりやすいので、6月の梅雨時期には、毎回はらはらするそう。以前、苗の時に急激に暑くなり、1列全部が枯れてしまった時には、とってもがっかりしたそうです。 

嬉しいこと

なすは成長がとても分かりやすい野菜だそうです。1日成長した部分が黄緑に残っており、日光に1日当ることで、紫色に変わっていくんだとか。毎日、大きくなっていく実を実感できるのが楽しみだそうです。20160524_萩たまげなす

農家さんおすすめの食べ方

「なす田楽」がおすすめだそう。「萩たまげなす」特有のとろとろ食感や甘さが、強調されてとってもおいしいんだとか。手に入れられた方は、ぜひ試してみて下さいね。萩たまげなす_なす田楽  他にも大きな萩たまげなすは「なすそうめん」にもおすすめです!なす切って、片栗粉をまぶして茹で上げるだけです。ぜひ試してみて下さいね。萩たまげなす_なすそうめん