記事更新日:
2016.07.05
ライター情報:
長門市観光コンベンション協会
青海島大日比地区に伝わる 『アオバス』
このハスは、白花重弁のシナバスで、盧山白(ろざんはく)という、ハスの中で特に花の美しい品種です。
このアオバスには次のような寺伝があります。
泉州堺(大阪)の玉蓮寺の澄円上人は唐に留学した際、廬山から古いハスの種子を持ち帰り、芸州宮島(広島)、光明院の学信上人に贈りました。
その後、芸州(広島)一円の布教にあたった西円寺十世・法洲(ほうじゅう)和尚は、光明院に詣で、その種子4粒を贈られました。学信上人の「名師に(種子)を贈るべし」の遺言によるものです。
種子を持ち帰った法洲和尚はさっそく、隠居所の庵にこの種をまきました。文政5年(1822)のことと伝えられています。
のちにこのハスは、近くの西円寺と法船庵(尼寺)に株分けされました。 (出典/ながと歴史散歩)
現在も西円寺と法洲上人之遺庵(隠居所)では毎年7月上旬から8月にかけて美しい花を見ることができます。
7月上旬~8月中旬
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