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福岡にて、長門湯本温泉・湯道文化賞特別講演「湯は、心に恩を刻む」が開催

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  • 記事更新日:

    2024.01.16

  • ライター情報:

    長門市観光コンベンション協会

「湯道」と長門湯本温泉について語り合う

2024年1月15日(月)、福岡市中央区にて長門湯本温泉・湯道文化賞特別講演「湯は、心に恩を刻む」が開催されました。

△講演の総合司会は伊藤就一さん(長門湯本温泉まち株式会社代表/長門湯守株式会社共同代表)が行った

こちらは、2023年11月に一般社団法人 湯道文化振興会が主催する「湯道文化賞」において、長門湯本温泉が「湯道文化賞」を受けたことを記念して開催されたもの。こちらの記事では、講演の様子を写真とともにお届けします。

まずはじめに江原達也長門市長が登壇。あらためて「湯道文化賞」受賞について喜びの言葉を述べると共に、「長門市全体としても、『湯道』を極めていきたい」と語られました。

△江原達也市長

続いては作家の柏井壽さんによる基調講演「旅と湯道」が行われます。長年全国の温泉を巡った柏井さんならではの視点から、長門湯本温泉の魅力が語られるとともに「人はなぜ旅をするのか」といったお話も聞くことができました。

△柏井壽さん

いよいよパネルディスカッションへ。柏井さんと共に小山薫堂さん(湯道初代家元/湯道文化振興会代表理事)、高橋俊宏さん(DiscoverJapan統括編集長)、大谷和弘さん(長門湯守株式会社共同代表)、木村隼斗さん(長門湯本温泉まち株式会社 エリアマネージャー)の4人が登壇されました。

△左から、高橋俊宏さん、柏井壽さん、小山薫堂さん、大谷和弘さん、木村隼斗さん

△パネルディスカッションの司会は高橋俊宏さん。トークを盛り上げつつ、長門名物「長門やきとり」の魅力についても会場に紹介した

小山さんは「湯道」のこれまでのあゆみを紹介。昨年2月に公開された映画「湯道」のお話はもちろん、世界でも稀な “毎日湯船につかる” 習慣を持つ日本人の歴史・文化的な掘り下げを、時には面白エピソードも交えつつお話されました。

木村さんは長門湯本温泉のまちづくりについて、これまでの取り組みを紹介しつつ、プロジェクトに込められた思いや地域の方々の関わりから年々醸成される長門湯本温泉の新たな魅力を語ります。

大谷さんは長門湯本温泉の象徴とも言える「恩湯」についての話を披露。「神様から授かった」と伝わる長門湯本の泉源の歴史や地域が培ってきた入浴文化とともに、それらを踏まえつつ新しい文化へ昇華しようとする「恩湯」の魅力について、熱くトークを繰り広げてくれました。

柏井さんは現在の長門湯本温泉について「これからさらに発展していく中で、他の温泉地と似たり寄ったりな姿に変化していかないように、温泉街に関わる人たちそれぞれの個性を大切にしたまちづくりを続けて欲しい」とお話されました。

最後に小山さんが湯道の今後について、「今はまだ『湯道』は様式や考え方が先に立っているが、これからの活動でますます “暮らしを豊かにする” ための活動につなげていきたい」と語り、パネルディスカッションは終了しました。