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【長門湯本・萩焼深川窯】坂倉正紘さんが「十六代 坂倉新兵衛」を襲名されました(5/27)

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  • 記事更新日:

    2024.05.27

  • ライター情報:

    長門市観光コンベンション協会

“日本の伝統文化の中にある「萩焼」の意義を見つけて行きたい”

本日(5月27日〔月〕)、長門湯本・三ノ瀬地区の萩焼窯元「坂倉新兵衛窯」にて、「十六代 坂倉新兵衛」襲名が披露されました。

三ノ瀬地区の萩焼窯元は「萩焼深川窯」と呼ばれ、1657年に開かれて以降367年の歴史を重ねています。

新たに「十六代 坂倉新兵衛」を襲名したのは坂倉正紘さん。お父様の「十五代 坂倉新兵衛」さんはこの機会に「坂倉一渓」と名前をあらためられました。

△左:十六代 坂倉新兵衛さん/右:坂倉一渓さん

この日は仏前で先人へ報告が行われた後、メディアに向けての挨拶もありました。

十六代 坂倉新兵衛さんはこれからの作陶について、「自由にやっていきたいが、その中にこれまで歴史で培われた技術や伝統、良識などをいかし、日本の伝統文化の中にある『萩焼』の意義を見つけていきたい。」と、抱負を述べられました。

坂倉一渓さんは「数年前から二人で話し合いながら今回名前を譲りました。自分は20代で名前を継いで駆け足の気持ちで取り組んできましたが、これからは気持ちに余裕が出てくるのではないか。」と、ご自身のこれからの作陶についても意欲的な気持ちを表されていました。

今回、襲名の立ち会いを行ったのは大寧寺の岩田方丈(住職)。「一渓」という名前を提案したのも岩田方丈だそうです。

襲名披露後、メディアに工房の案内も行われました。

十六代 坂倉新兵衛さんは2025年3月から全国各地にて襲名披露展を予定しているとのことです。ぜひお楽しみに!

関連リンク

萩焼深川窯