記事更新日:
2024.06.09
ライター情報:
長門市観光コンベンション協会
本日(2024年6月9日〔日〕)、長門市で「第8回 JAL 向津具ダブルマラソン」が開催されました。こちらは特別協賛にJAL(日本航空株式会社)を迎えて行われるマラソンイベント。長門市油谷・向津具(ゆや・むかつく)半島を中心に、アップダウンの激しいマラソンコースが設定され、その厳しさから地名の通り “むかつく” スポーツイベントとして知名度を上げています。こちらの記事ではダブル&シングルマラソンの様子を写真でお届けいたします。
「JAL 向津具ダブルマラソン」には「ダブルマラソン(84.39km)」、「シングルマラソン(42.195km)」、「棚田ウォーク(約30km)」の3コースが設定されています。この日の朝はあいにくの雨で、その後も降ったり止んだりを繰り返しました。スタート&ゴールとなるのは「油谷総合運動公園」。参加者のみなさんは自家用車や市内各所から出るシャトルバスで会場入りされます。
今年のゲストランナーは2004年アテネオリンピックの女子マラソンで金メダルを獲得した野口みずきさんです。
ダブルマラソンは朝6:00、シングルマラソンは8:30、棚田ウォークは9:00にスタートします。各部のスタート前にはシンガーソングライターのKinuyoさんが「JAL 向津具ダブルマラソン」のテーマソング「ツヨク」を歌い、選手を激励しました。
6:00にダブルマラソンが一斉にスタート! シングルマラソンは8:30から3組に分かれ、間隔を空けながらのスタートとなりました。
野口みずきさんはシングルマラソン最後尾付近から出発。「JAL 向津具ダブルマラソン」名物の “激坂” 区間(元乃隅神社〜千畳敷間)までのランを楽しまれました。
本大会ではコース各所にエイドや給水所が配置されており、水分補給や休息のほか地元グルメも楽しめます。各エイド・給水所には市内から集まったボランティアスタッフや子どもたちがおり、厳しいコースを走る選手を励まします。
大浦エイドにはインドネシアの子どもたちも参加。みなさんは柔道を通じた国際交流で市内に滞在中とのことでした。
子どもたちによる太鼓の演奏も披露され、選手を応援します。
油谷の北側、日本海が見える場所へ入ります。棚田の景色に足を止めて記念撮影する方もいらっしゃいました。
立石地区に入ると特徴的な大岩「立石観音」がお出迎え。漁師をはじめ、地元で信仰の対象となっています。
立石エイドは漁港前に設営されており、ここでも地元のみなさんによるおもてなしを受けます。
アップダウンだらけの「JAL 向津具ダブルマラソン」ですが、ここからさらに一段と厳しくなってきます。
元乃隅神社付近から名物 "激坂”区間に突入です!
この辺りから、ランナーさんたちの “険しい=むかつく” 表情がさらに増えてきます。
元乃隅神社の一方通行エリアを過ぎて千畳敷への道に入るとついに“激坂”もピークへ! 千畳敷の頂上までひたすら登りが続きます。
ついに頂上のエイドへ辿り着きます。
激坂を終えたランナーのために、エアーサロンパスの吹き付けサービスもありました。
また、ここでは「長州どりのチキンカレー」がふるまわれました。
野口さんも無事、激坂を登り終えられていました。
千畳敷から山道で黄波戸方面へ向かい、矢ヶ浦エイドに辿り着きます。
こちらでは地元のお母さんたちが作ったうどんがふるまわれました。
エイドを出ると今度は田園地帯を抜けて再び千畳敷方面へ向かいます。途中のテントでは地元吹奏楽団「楽々団(がくがくだん)」と日置中学校の吹奏楽部による合同演奏も。
また、水田付近では地元の方々が私設のエイドでおもてなしをされていました。
水田の間を通りながら千畳敷方面へ向かいます。
千畳敷手前から宇津賀(うつか)方面を抜け、再び油谷湾を通るとついにゴールの「油谷総合運動公園」です。みなさん最後の力を振り絞ってゴールへ向かいます。
正午すぎ、ダブルマラソンの先頭走者がゴールしました!
シングル・ダブルの上位走者も次々ゴールしていきました。
野口さんはゴールで待ち構え、ランナーとハイタッチを交わしていきます。
完走者には記念メダルが手渡されました。
表彰式中、大会コースへの感想を求められた野口さんは「想像以上のアップダウンで本当に“むかつき”ました(笑)。 でも、みなさんが毎年リピートしたくなる気持ちが分かるぐらい最高でした!」とコメントしてくれました。
来年は良いお天気で開催されますように!