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「ながと観光コンシェルジュ養成講座」1日目レポート

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  • 記事更新日:

    2019.06.21

  • ライター情報:

    長門市観光コンベンション協会

ながとを学び、おもてなしを磨く

6月15日(土)、「ながと観光コンシェルジュ養成講座」が開講しました。

本講座は、長門市の知識を身につける「基本コース」とおもてなし力を高める「ホスピタリティコース」の2本立てで、観光客の皆さんをコンシェルジュのようなおもてなしで出迎えられる、そんな力を磨く講座です。

基本コースは6~8月の期間に全4日の行程で講義や体験などが行われ、この日はその1回目でした。

第1期生となる約30人の受講者は、深川湯本の大寧寺に集合。

開講式を終えた後は、岩田啓靖住職から大寧寺の歴史や大内義隆公にまつわるお話を聴きました。

パンフレットにあらためて目を通し、この場所に刻まれた歴史に思いを馳せます。

続いては、同じく湯本地区にある、萩焼深川窯の田原陶兵衛先生の工房へ。

登り窯や作陶風景を見学させていただき、深川窯の歴史や萩焼の特徴などを学びました。

「切り高台」や「割り高台」と呼ばれる高台の切り込みの理由、お茶やコーヒーをいただいた後の管理の仕方など、参加者からの質問にも答えていただきながら、「へえ」とうなずくことも多い時間となりました。

午後からは日置地区に会場を移動。

山口県文書館地方調査員の岡藤正作さんから、かつて市内にあった「山城」と古代の油谷湾で行われていた「製塩」のお話を聴きました。

最後は楊貴妃の伝説が残る「二尊院」へ。

田立智暁住職から、向津具半島の名の由来や、楊貴妃が戦乱から逃れて半島の「唐渡口(とうどぐち)」に漂着したという伝説など、ロマンあふれる講義をしていただきました。

そして「楊貴妃の墓」と伝えられる五輪の塔も見学し、1日目の講座は終了となりました。

向津具半島の西側の海に面した「唐渡口」は、黒い岩と白い波が神秘的な雰囲気を醸し出す場所。

この日はあいにくの天候で、予定されていた現地見学は中止に。後日撮影で訪れたスタッフからは「同じ長門の海でも、ここは少し雰囲気が違う」そんな感想が寄せられたスポットでした。

「ながと観光コンシェルジュ」に必要なのは、まず長門市の魅力を体感して、経験と知識を身につけること。

歴史的な要素が多かった1日目ですが、あと3日、さまざまな切り口で長門市を楽しく学べる機会をご用意しています。「ななび」では、今後も引き続き、講座の模様をレポートとしてお届けします。

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