記事更新日:
2019.08.19
ライター情報:
長門市観光コンベンション協会
8月11日(日)、長門湯本温泉で「第54回長門湯本温泉納涼盆踊り大会」が開催されました。
今年は観光まちづくりに伴う工事が温泉街の各所で行われていることから、会場を音信川河川公園周辺に移しての開催です。
会場には、続々と親子連れや盆踊り参加者が来場し、色とりどりの浴衣でにぎわいます。
時折、心地よい風が吹いていてお祭りには最適の気候でした。
河川公園の一角では無料のフォトブースが設けられ、その場で写真を印刷しプレゼント。
この日のために作られた衣装や家族そろっての浴衣姿、夏の特別な思い出を写真に残すことができるので、とても喜ばれていました。
だんだんと日が暮れてくると提灯に明かりが灯り、温泉街は夜の雰囲気へと変わっていきます。
徐々にやぐらの周りには盆踊りの参加者が集まり、19時半に盆踊りがスタートしました。
今年は、子供会や老人会、職場グルーブなどの合計14チームが参加。
お揃いの法被や手作りの衣装、中には仮装をしているグループもいて、とても華やかな空間でした。
橋の上からみると、にぎやかな空間と温泉街の雰囲気が絶妙にマッチしていました。
盆踊りは1部と2部に分かれていて、合間には「精霊流し」が行われました。
ゆっくりとゆっくりと流れる灯篭。
盆踊りとは打って変わって静かな時間が流れ、来場者は先祖に思いを馳せながら見送りました。
そして第2部。
再び、盆踊りが始まりました。
第1部の熱気の余韻もありながら、さらに盛り上がりをみせます。
掛け声も会場内を反響するくらいの声量になりました。
キラキラと光る汗と満面の笑み、見ている側も自然と笑顔になり、中には一緒に掛け声をする人もいました。
あっという間に盆踊りは終了。最後は会場全員の大きな拍手に包まれました。
盆踊りが終わると、ステージでミニライブがスタート。アップテンポな曲の数々で盛り上がりを見せました。
河川公園に並ぶ露店も、踊り終わった人でにぎわっていました。
印象的だったのは、帰路に着く人たちの後ろ姿がとても満足気だったこと。
このお祭りが毎年楽しみにされ、地域の方に愛されているのだと実感しました。
今年度、温泉街の各地で工事やリノベーションが進み、生まれ変わっていく長門湯本温泉。
来年の盆踊り大会も、また今年とは違った雰囲気の中で盛り上がることでしょう。