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「ながと観光コンシェルジュ養成講座」最終日レポート

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  • 記事更新日:

    2019.08.17

  • ライター情報:

    長門市観光コンベンション協会

「観光文化セミナー」最終日

8月17日(土)、「ながと観光コンシェルジュ養成講座」第4回が行われました。

本講座は、長門市の知識を身につける「基本コース」とおもてなし力を高める「ホスピタリティコース」の2本立て。観光客の皆さんを、コンシェルジュのようなおもてなしで出迎える力を磨く講座です。基本コース「ながと観光文化セミナー」は、6~8月の期間に全4日の行程で講座や体験が企画されました。

基本コースの最終日となるこの日は、かつて殿様にも愛された湯治場・俵山温泉からスタートです。

俵山の温泉街を歩く

案内を担当するのは「俵山しっちょる会」の会長を務める宮野さん。熊野神社前に集合した約30人の受講生と一緒に、温泉街を歩き始めました。

古地図が描かれたまち歩きのパンフレットを片手に歩く皆さん。

「温泉閣」や「涼風荘」にも立ち寄りながら、今と昔の温泉街の姿を丁寧に説明していただきました。

涼風荘には温泉街の歴史が刻まれた資料も展示され、皆さん興味津々な様子でした。

その後は「白猿の湯」で温泉の効能を教わり、地区内に5つある源泉の1つ「河内湯源泉」へ。

源泉の温度は29℃、毎分22Lの量が地下から穏やかに湧き出ているそうです。

最後は、石垣が組み上げられた旅館の裏側を歩き、銘菓「三猿まんじゅう」の製造風景も見学しました。

「食」の魅力を再発見

まち歩きの後は、俵山地区の交流拠点「里山ステーション俵山」へ。

ここでは「長門フードツーリズム」と題し、仙崎かまぼこ・やきとり・白オクラの3つのテーマでミニ講座と試食会が行われました。

まずは、仙崎蒲鉾組合の田村さんによるミニ講座と、4つの銘柄を食べ比べる「ききかま」体験。

同じ「焼き抜き製法」で作られるかまぼこも、より魚の味が強く感じられたり、使用する原料によって色が異なっていたり、並べてみるとわずかな差があります。

今回の「ききかま」で、すべての銘柄を当てたのは3人だけ。それぞれのこだわりや特徴も学びながら、あらためて「仙崎かまぼこ」の奥深さを知りました。

続いては、深川養鶏農業協同組合の長尾さんの講座。

山口県産オリジナル地鶏「長州黒かしわ」の特徴や、地域に根付いた「やきとり」の文化などを学び、実際に長州黒かしわの手羽中を味わいました。炭火で焼き上げたばかりの鶏肉は、適度なかみごたえがありながらもやわらかく、旨味も満点です。

最後は、長門白オクラ部会の篠原さんから、伝統野菜「白オクラ」の栽培方法や食べ方などを学びました。

昼食を兼ねて、この日用意された白オクラの料理は4種類。

まずは、ごはんの上に白オクラを盛った、粘りの強さを実感できる「ネバネバ丼」。

ワンプレートに盛り付けられているのは、豚肉やパプリカも入った炒め物に、天ぷらとごま和え。

生でも味わうことはできますが、焼いても、揚げてもおいしくいただける便利な野菜です。

仙崎かまぼこ・やきとり・白オクラと、長門の食を満喫した受講生の皆さん。

おいしく、そして楽しく、その魅力を体感されました。

検定試験に挑戦

午後は俵山公民館で、4日間の講座で学んだ知識を試す「ながと観光文化検定」を実施。観光資源の豊富なまちだからこそ、問題も多岐にわたり、難易度は想像以上に高かったそうです。

本検定を合格された皆さんは、秋以降に実施する「ホスピタリティコース」へ進むことができるようになり、その研修を終えると晴れて「ながと観光コンシェルジュ」として認定されます。

4日間の行程で、長門市の歴史や文化を中心に観光資源を学んだこのセミナーも、今日で一区切り。

市内の全地区を舞台に、さまざまな切り口で企画された講座のレポートは、下記リンクからもご覧いただけます。初開催となった本講座が、受講生の皆さんや、「ななび」をご覧いただいている皆さんにとって、本市の魅力を再発見する機会となれば幸いです。

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