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北長門海岸国定公園の中心に位置する青海島は、周囲約40kmで、別名『海上アルプス』と称され、大自然が削り上げた洞門や断崖絶壁・石柱など数多くの奇岩・怪岩などの芸術作品が多く、まさにスケールの大きい自然美術館と言えます。そんな青海島の景色を、陸上からは青海島自然研究路を散策しながら、海上からは青海島観光遊覧船に乗って楽しむことができます。青海島は、スキューバダイビングの良質なスポットとしても人気があり、その人気は口コミで広がり、今では県内外から多くのダイバーが訪れるまでになりました。青海島特有の地形や希少な浮遊系生物などを見ることができます。
※写真1枚目撮影:Koichi(@Kfish1882)/協力:NICO STOP
自然・景勝地
住所 | 〒759-4106 山口県長門市仙崎紫津浦 |
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アクセス | ・JR長門市駅からバスで約20分 ・中国自動車道美祢ICから車で約50分 |
駐車場 | 150台 |
駐車場料金 | ■乗用車(普通車・軽自動車) 500円/回 ■バス(大型・中型・マイクロ) 1,500円/回 ■二輪車 100円/回 ※駐車場入退場毎に料金が必要となりますのでご注意ください。 |
■フォトグラファーKoichi(@Kfish1882)さんによる写真(協力:NICO STOP)
青海島の成り立ちや岩石の特徴をわかりやすく解説したパンフレットをご紹介します。こちらは山口大学・今岡照喜名誉教授の監修をいただき、青海島を地質の視点からわかりやすく解説したパンフレットです。お子様から大人まで、青海島を楽しく学ぶことができますよ。
≪東山魁夷と青海島≫
日本を代表する日本画家・東山魁夷画伯は、昭和43年に完成した皇居宮殿・長和殿波の間に青海島の風景をモデルにしたといわれる縦約3.8メートル、横約14.3メートルの大壁画を制作しました。「朝明けの潮」と名付けられたその絵は、青海島の瀬叢(せむら)がモチーフになっており、画伯はこの絵の制作にあたり、日本の海のイメージを求めて1年間をかけて全国の海を回ったそうです。その2年後の昭和46年から奈良唐招提寺にある襖絵「濤声」の制作を始めましたが、日本の海の集大成だといわれるその絵にも青海島の風景が見られます。画伯にとって、日本の海のイメージは、青海島であったのかもしれません。