2025年08月28日
2025年9月〜11月の「元乃隅神社」参拝についてのお知らせ記事更新日
2025.08.30
山口県には41ヶ所の温泉地があり、特に古くから親しまれる伝統的な温泉が多くあります。 長門湯本温泉は、その中でも県内最古の温泉地として知られ、2020年にまちがリニューアルされたことで さらに注目を集めています。
この記事では、長門湯本温泉の特徴や歴史、長門湯本温泉を満喫できるおすすめ日帰りコースなどをご紹介していきます。
長門湯本温泉は約600年の歴史を持つ「恩湯」を中心に、今もなお多くの人に愛されている温泉地です。
歴史ある名湯が楽しめるのはもちろん、2020年のリニューアル以降の長門湯本温泉では《オソト天国》をテーマに温泉街のそぞろ歩きが楽しめるのが特徴です。
街並みを活かしたカフェや飲食店などが並び、県内外からたくさんの方が訪れる人気のスポットとなっています。
ここでは、長門湯本温泉をより楽しめるように、温泉の歴史や特色、おすすめスポットなどをご紹介していきます。
長門湯本温泉は約600年前、現在の下関市にある長門國一宮住吉神社の住吉大明神からのお告げをきっかけに、大寧寺の定庵禅師が発見したといわれており、その由来から「神授の湯」として知られています。そのご利益や効能を受けるため明治時代から今に至るまで全国各地から多くの人が訪れる人気の温泉地となっています。
また、温泉街のシンボルである立ち寄り湯「恩湯」のように、泉源の岩盤から湯が湧き出しているところを直接見ることができる温泉は国内でも数箇所しかありません。
その伝統を受け継ぎつつ、2017年からはじまった「長門湯本温泉観光まちづくり計画」を経て温泉街は2020年にリニューアル 。上記の歴史とともに温泉街の人々が暮らしの中で紡いできた温泉文化を、さまざまな角度から楽しめる魅力的な観光スポットとなっています。
長門湯本温泉の泉質はアルカリ性単純温泉。お湯は無色透明で、温度はぬるめですが、体の芯から温まり、神経痛や筋肉痛、疲労回復などの効果があるといわれています。
温度はぬるめですが、体の芯から温まり、神経痛や筋肉痛、疲労回復などの効果があるといわれています。
長門湯本温泉へは車またはバス・乗合タクシーでなどでお越しいただくとスムーズです。
車 |
● 中国自動車道美祢ICから車で約30分 ● 新山口駅から国道で約50分 |
自家用車でお越しの場合には、国道316号線沿いの長門湯本温泉専用駐車場(有料)をご利用いただけます。
また、山口宇部空港や新山口駅からは乗合タクシー「長門市直行便」、博多・天神からは高速バス「萩・長門おとずれ号」が運行しています。
「長門市直行便」詳細ページこちら
https://nanavi.jp/feature/shin-yamaguchi_nagato_minibus/
「萩・長門おとずれ号」詳細ページこちら
https://nanavi.jp/feature/haginagato_otozurego/
長門湯本温泉には、まちのシンボル「立ち寄り湯 恩湯」を中心に、お宿やレストラン、飲食店、カフェなどが連なり、 2025年3月にオープンした「SOIL nagatoyumoto」では宿泊から展望サウナやイタリアンなどを楽しむことができます。
屋外には自然や景観を楽しむことができる「川床テラス」や「飛び石」が点在するなど、魅力的なスポットが集まっています。
ここでは、長門湯本温泉でぜひ立ち寄りたい、おすすめ観光スポットを5つをご紹介します。
立ち寄り湯「恩湯」は、およそ600年の歴史を持つ名湯で、2020年のリニューアルを機にさらに人気が集まりつつある温泉です。
厳かな雰囲気の浴場奥からは岩盤から湧き出た温泉を見ることができ、「神授の湯」を実感することができます。また、「恩湯」の特徴は岩盤の泉源ともうひとつ、足元にもある泉源。空気に触れずに酸化が抑えられた「新鮮な温泉」をたっぷりと楽しむことができます。
温泉を楽しんだ後には開放的な休憩スペースへ。 温泉街の中心を流れる音信川(おとずれがわ)を眺めながら、ゆったりと過ごすことができます。
「恩湯広場」は温泉街の中心にあり、河岸の石畳や芝生のエリアが整備された広場です。芝生のエリアでは過ごしやすい季節になると、ハンモックや卓球台などお訪れた人が楽しむための仕掛けが設置されます。
このエリアは冬にはライトアップイベント「音信川うたあかり」を象徴するスポットとなり、童謡詩人金子みすゞの詩と共に、 色とりどりの光に照らされた幻想的な景色を見ることができます。
また、音信川を渡る「飛び石」は橋とともに温泉街に数ヶ所配置され、 川遊びはもちろん、温泉街の風景を面白く撮れる撮影スポットとしても人気です。
長門湯本にある「大寧寺」は1410(応永17)年、大内家の支族である鷲頭弘忠が、石屋真梁禅師を迎えて開創され、室町時代に現在の山口県一帯を治めた大内氏の終焉の地としても知られています。 春は桜、秋には紅葉の名所として知られ、お寺特有の神聖な雰囲気や景色とともに日本の四季を堪能ですることができます。
大寧寺にある盤石橋は、江戸時代前期に建設された石畳の橋で、山口県三奇橋の1つとして知られています。
春は桜、秋には紅葉が綺麗に広がるため、お寺特有の神聖な雰囲気や景色とともに日本の四季を堪能できます。
長門湯本温泉街には2つの足湯(音信川河川公園 足湯/おとずれ足湯)が設置されており、長門湯本温泉の効能を手軽に楽しめます。
また、冬至の時期には、地元の特産品である「長門ゆずきち」を浮かべた「ゆず湯」ならぬ「ゆずきち湯」が開催されます。
川床テラスは、川辺に設置されるテラス席。 長門湯本温泉の音信川、大寧寺川沿いの4ヶ所に設置されています。
山口県で唯一の川床テラスであり、テラス席に座ると川のせせらぎとたっぷりのマイナスイオンを感じられます。
2021年時点では、以下の4か所に設置されており、川床テラスで食事を楽しめるなど、それぞれ異なるサービスが展開しています。
イベントや旅館のプランとして、食事、体験、サウナの設置など、様々な楽しみ方がある川床。各施設・お宿のプランもぜひご参考にされてみてください。
隣県、県内からおこしの際には日帰り旅行もおススメの長門湯本温泉。
テーマの異なる長門湯本温泉の日帰りコースプランを3つご紹介します。
ここでは、それぞれテーマの異なる、長門湯本温泉のおすすめ日帰りコースを2つ紹介します。
長門湯本の三ノ瀬(そうのせ)地区では約360年以上に渡って萩焼の窯元「萩焼深川窯」が続き、そこで作られる萩焼は「深川萩」と呼ばれます。こちらのプランでは、
「深川萩」の文化触れながら、温泉も楽しむことができる日帰りプランです。
① 音信川遊歩道散策
② 大谷山荘大浴場
③ 柳屋で瓦そばをいただく
④ cafe&pottery音で萩焼を眺めながらゆったりカフェを楽しむ
長門湯本温泉の象徴である「恩湯」を中心に、恩湯と関わりのある神社仏閣を巡るプランです。旅の思い出にぜひ御朱印もお持ち帰りください。
なお、「恩湯」の御朱印をお求めいただくと、代金に大寧寺の志納料と住吉神社の初穂料が含まれていますので、それぞれの寺社にお持ちいただくだけで、御朱印を授かることができます。
→詳しくはこちら
https://yumotoonsen.com/shopping/onto-gosyuin/
① 立ち寄り湯 恩湯 (恩湯の御朱印あり)
② 大寧寺・豊川稲荷散策 (大寧寺の御朱印あり)
③ さくら食堂で焼ききとりランチ
③ 音信川を散策
④ Café and shop Tre
長門湯本温泉に今年3月にオープンしたNEWスポット「SOIL Nagatohyumoto」を中心に長門湯本温泉を楽しむプラン。 「SOIL Nagatohyumoto」の展望サウナからは長門湯本の街並みを一望することができるので、展望サウナと「立ち寄り湯 恩湯」をセットで利用できるプランがおすすめです。
① 「SOIL Nagatohyumoto」で体験ツアー (プラン一覧へのリンク)
②「taru(「SOIL Nagatohyumoto」内)」でイタリアン
③ 「SOIL Nagatohyumoto」展望サウナ
④ 立ち寄り湯「恩湯」で入浴
ここでは、長門湯本温泉に関するよくある質問をQ&A方式で解説します。
A. 長門湯本に停車するバスは「宇部・新山口 長門市直行便」、「萩・長門おとずれ号」、「JR代行バス」の3つがあり、
それぞれ下記の停留所へ停まります。
https://maps.app.goo.gl/X4uMXC4cwmoA75kt5
https://maps.app.goo.gl/AVbVCgi8bjGjMxcR8
A.長門湯本温泉の公衆トイレは2箇所ございます。
①長門湯本温泉駐車場
②星野リゾート界・長門の川向こう「一ノ瀬橋」付近
A.長門湯本温泉は山間に位置しているため、冬に車で訪れる場合はスタッドレスタイヤなど雪道対策することをおすすめします。
※道路の交通情報は「山口道路見えるナビ」(リンク)をご覧ください。
こちらの記事では、長門湯本温泉の特色や歴史、おすすめスポットなどをご紹介しました。
長門湯本温泉は、寺社仏閣や温泉に由来する歴史と、焼物をはじめとした人々の生活に根付く文化、さらにそれらを次世代につなぐ新しい試みが詰まった魅力的な場所です。
伝統を重んじながら進化を続ける長門湯本温泉をぜひお楽しみください。