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第5回ONSEN・ガストロノミーウォーキングin長門・俵山温泉

News
  • 記事更新日:

    2019.11.16

  • ライター情報:

    長門市観光コンベンション協会

俵山スパスタジアムでヨガ体験

11月9日(土)、第5回となる「ONSEN・ガストロノミーウォーキングin長門・俵山温泉」が開催されました。

今回は、県外からの参加者が半数近くあり、前回の倍以上の150人が参加。

スタート場所は、ラグビーワールドカップ2019のカナダ代表の練習場所にもなった長門市俵山多目的交流広場「俵山スパスタジアム」です。

まず参加者は、グラウンドの中心で、心と身体をほぐすヨガを体験。

長距離を歩くために必要な筋肉もほぐしていきます。

初めてヨガをした方が多く、体験終わりに、ヨガインストラクターの藤井加奈子先生へお礼を言いに行く場面もありました。

ヨガのおかげで準備万端。

元気よくスタート地点へ向かいます。

秋を求めてウォーキング開始

参加者は3つのグループに分かれ、時間差で出発。

朝からしとしとと降っていた雨も止み、青空が広がります。

記念撮影も忘れずに、いざ出発!

スタート後すぐに、綺麗に色づいたイチョウの木を発見。

首からぶら下げているカメラを使って撮影する姿が見られました。

小道を抜けていくと、俵山温泉街。

参加者は、コースの所々に設置されている看板やリボンを見つけながら進んでいきます。

たどり着いたのは、第1ガストロポイントである「温泉閣」。

中に入ると、綺麗なテーブルセッティングに目が行きます。

ここでは、里山のジビエや旬の秋野菜を使った名物「俵山ガストロプレート」を前菜としていただきました。

お品書き

  • ガストロプレート
    (鹿の燻製・ごま豆腐・野菜の揚げびたし・栗茶巾)
  • きのこスープ
  • 野草茶
  • 地酒 むかつく(長門市油谷向津具産の棚田米ヒノヒカリを使用)

Myゆずきちをゲット

2つ目の体験ポイントへ進んでいくと見えてくるのは「ゆずきち畑」。

ここでは、ガストロ初となる「ゆずきちmini収穫」を体験します。

こちらは山口県オリジナルの柑橘「長門ゆずきち」。

秋から初冬にかけて皮が黄色くなり、果肉量と果汁がさらに増します。

参加者は、専用のハサミを使って一人5個まで収穫。

青い実と黄色い実をそれぞれ収穫する方が多く、中には畑の奥まで行く方も。

森のレストでひと休み

そろそろ、小腹が空いてきた頃。

道の途中に現れたのが、第2ガストロポイント「福王子(ふくおうじ)」です。

もくもくと煙が上がっていて、何があるのだろうと興味をそそられます。

まずは、暖かい甘粥を手にしてほっと一息。

地鶏「長州黒かしわ」のやきとりや焼き芋が仕上がるまでの時間は、ベンチに座って足を休めたり、地元の方とお話したりして過ごします。

待ちに待った焼き芋、やきとりを手に入れた人たちは、とっても笑顔。

この日の気温はそんなに低くはなかったですが、暖かい食べ物はやっぱり身体をホッとさせてくれるようです。

お品書き

  • 炭火焼 長州黒かしわ手羽中
  • 焼き芋
  • 甘粥
  • 野草茶
  • 地酒 獺祭
    (農業組合法人「ほたるファーム俵山」は、日本酒 獺祭の原料となる酒米「山田錦」を栽培しています)

全長9km、新コース

今回は前回に続く新コース。全長9kmで、途中に山を越えるコースとなりました。

少しきついコースかと思いきや、第2ガストロポイントで十分に回復したのか、皆さんはウォーキングを楽しんでいました。

雨が降ったおかげで、しっとりとした雰囲気の杉木立。

静かな空間で、森林浴をしながら次なるガストロポイントへ向かいます。

初登場の海の幸

山を越えると給水ポイント。

喉の渇きを潤して、あとひと踏ん張りです。

給水ポイントから小道を進んでいくと、第3ガストロポイント「象伏山西念寺」に到着。

見事に紅葉している木もあり、思わず足をとめる方もいました。

山越えをしてきた参加者の顔は、やはりお疲れ模様。

それでも、迎え入れてくれた地元の方の笑顔にとても元気づけられていました。

こちらのガストロポイントでは、長門市の美しい海と優れた環境が育んだ自慢の海の幸をいただきます。

お品書き

  • せむら牡蠣(岩ガキ)
  • とらふく刺し
  • 俵山米ごはん
  • 里山のお漬物
  • 野草茶
  • 地酒 みすゞ(「西都の雫」を50%まで磨いた純米大吟醸酒)

疲れた足を休めながら、美味しい海の幸を堪能。お酒もすすみます。

ここでは少し休憩を長くとる方も多く、この先のコースを確認する姿も見受けられました。

再出発の際には、名残惜しくもう一度紅葉を撮る姿も。

今年は紅葉のスピードが遅く、見頃までには届きませんでしたが、青葉と紅葉のコントラストをお楽しみいただけたのではないでしょうか。

秋を感じる俵山風景

次のポイントまでは、ほぼ平坦な道のり。

その中で、たくさんの秋を見つけながらウォーキングを楽しみました。

まず見つけたのは、まだ少し残っていたコスモス。

柔らかい風になびくコスモスは、参加者に手を振っているようでした。

次に柿。

第2ガストロポイント「福王子」では、ご厚意で少しだけ柿が用意されていました。

平坦な道のりだからこそ、「あれ美味しかったな」「また食べたいな」そんな会話が弾んだと思います。

どんどん進んでいくと、大きなイチョウの木を発見。

今回、ご夫婦での参加も多かったように思います。

仲良く会話しながら歩く姿はとても微笑ましく、こんな素敵な笑顔もいただきました。

今年の秋は、色づきも気温もゆっくり進んでいます。

ただよく見ると、秋はあちこちに散りばめられていました。

ウォーキングをしながら、季節を感じながら、会話を楽しむ。

これらは、このイベントの醍醐味かもしれません。

ガストロ名物が再登場

いよいよ、最終ガストロポイント「里山ステーション俵山」。

最後は何が食べられるのだろうと、ワクワクしながら到着する参加者には笑顔がありました。

お品書き

  • 俵山おでん
  • 里山そば
  • 野草茶
  • 地酒 ほれぼれ(俵山の酒米「イセヒカリ」を使った吟米吟醸酒)

ここでは、前回大好評だった「俵山おでん」が再登場。

味が濃く、何とも言えない美味しさに「これは美味しい」「どうやって作ってるんだろう」「習いたい」などと嬉しい声が聞こえました。

特別に作られたテラス席は、満席状態。

暖かな日差しを受けながら食べている姿は、とても気持ちよさそうでした。

お疲れさまとありがとうの声

最終ガストロポイントを出たら、あとはラストスパート。

前を進む参加者が手を振っているのでなにかと思えば、里山ステーションから手を振ってくれている姿を発見。

短時間でありながら、こうして仲を深められるスタッフも参加者も素晴らしいです。

気分よく再出発ができ、天気も回復、お腹も満たされているので、自然と歩くペースが上がります。

ゴール直前、可愛らしいかかしが登場。

手に持っている小旗には「お疲れさま」「よう歩いちゃったね」「また来てね」そんな言葉が書いてあります。

そして、ついにゴール!

参加者の弾ける笑顔は、全長9kmの達成感がすべてつまっているように感じます。

スタッフからの「お疲れさまでした」と、参加者からの「楽しかったです」「ありがとうございました」とが行き交う空間は、何よりこのイベントの成功を意味していると感じました。

参加者は最後に、お土産と入浴券を受け取り、すべての行程を終えます。

お品書き

  • おこめプリン
  • 三猿まんじゅう
  • ほっとゆず茶

ゴール場所では、俵山地区で作られた野菜や漬物、革小物などを販売。

地元の方とゆっくりお話をしたり、商品を触ってみたり、ゴール後は自由な時間を過ごしました。

イベント中、たくさんの参加者からの「俵山にまた来たい」「次回も参加したい」という声をいただきました。

今年も俵山の秋を感じながら「めぐる」「たべる」「つかる」を堪能していただけたこと、何より笑顔で会場を後にしてくださる姿を見ることができてとても嬉しかったです。

来年の開催は未定ですが、また俵山で再会し「ただいま」「おかえりなさい」と挨拶が交わせられるようなイベントになっていければと思います。

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