記事更新日:
2019.12.11
ライター情報:
長門市観光コンベンション協会
散歩感覚で自転車を走らせ、その地域ならではの旅を楽しむことを「散走(さんそう)」と呼びます。こちらは自転車パーツメーカー「SHIMANO」のコンセプトショップ「LIFE CREATION SPACE OVE(ライフ・クリエーション・スペース・オーブ)」が提唱する取組です。
今年9月には、東京・南青山にある「OVE」を会場に長門市フェアが開催されました。このたびは、東京から訪れたOVEのマネージャーとともに、実際に観光案内所YUKUTEのスタッフが仙崎地区を走る「散走」モニターツアーが実施されました。
今回は、仙崎のレトロなまちなみと海にまつわる景色、名物の干物を味わう企画を立て、タイトルは「仙崎HIMONO散走」と命名。観光案内所YUKUTEのレンタサイクルから「電動アシスト付き自転車」を選び、一行はみすゞ通りを進みます。
道中、目にとまったのは、仙崎出身の童謡詩人・金子みすゞの詩が描かれた木札やパネル。特産品のかまぼこの板を使ったモザイクアートを含め、「みすゞさんに歓迎されているような気分」との声が聞こえました。
青海大橋を渡って、王子山公園からの景色を眺めた後は、坂道を下って港へ。
そして到着したのは、海辺のコンテナカフェ「浜茶屋 三貴」。
長門市の「サイクルフレンドショップ」の1つでもあるお店です。
午後に入り、気がつけば青空となったこの日の仙崎・青海島エリア。
太陽の光がキラキラと反射する海を眺めながら、隣接する「木村水産」で製造された魚の干物やフライの定食を味わいました。自転車をこぐとお腹も空くもの、肉厚な干物は一層おいしく感じられました。
ただ目的地へ移動するだけでなく、ゆっくりとペダルをこいで、その道のりも楽しむのが「散走」。この日は潮風を感じながら、地域ならではの穏やかな景色と食を満喫した1日となりました。
今後も、観光案内所YUKUTEでは、レンタサイクルを使った新たな旅の提案として、こうした「散走」イベントを企画していく予定です。海、山、食、温泉といった長門市の魅力を自転車で味わう旅を、ぜひ一度ご体感ください。