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「節分 仙崎mini散走」モニター実践レポート

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  • 記事更新日:

    2020.02.06

  • ライター情報:

    長門市観光コンベンション協会

春の気配を探しに 

散歩感覚で自転車を走らせ、その場所、その時期ならではの出会いや発見を楽しむ「散走(さんそう)」。

観光案内所YUKUTEでは、長門市ならではの「散走(さんそう)」を季節ごとに楽しんでいただきたいと、プランニングしています。

「仙崎HIMONO散走」モニターツアーの様子

今回モニタープランとして企画したのは、2月3日節分の日に仙崎の「八坂神社」にお詣りし、海べりの景色を楽しむ「仙崎 節分mini散走」。

観光案内所YUKUTEのレンタサイクルで、神社に向かいます。

八坂神社の節分祭では、福豆授与やどんど焼きなどが行われており、正月飾りやお札を持って参詣する地域の人々でにぎわっていました。

まずは、拝殿で参拝し、福豆をいただきます。

続いて「どんど焼き」の火にあたりながら、今年一年の無病息災を祈願。

「どんど焼き」とは正月飾りや書初め、お札やお守りなどを集めて燃やす火祭り行事です。

一般的には、1月15日の小正月に行われることが多いようですが、長門市内の神社では節分祭に合わせて行うところもあるようです。

境内の出店では、仙崎の郷土菓子「鬼の棒」や春の訪れを感じさせるやわらかな色合いの和菓子が販売されていました。

「八坂神社の節分祭に来たら鬼の棒は外せないよね」などと話しながら、いちご大福、うぐいすもち、桜もちなども併せて購入。

鬼の棒について

ながとのローカルメディア ながととの「節分の定番お菓子、虎屋「鬼の棒」に迫る」をぜひご覧ください。

お詣りを済ませたあとは、江戸時代の古地図にも残る「本町通り」を北へ。

「本町通り」には、仙崎生まれの童謡詩人・金子みすゞさんの詩にイラストレーター・尾崎真吾さんの鉛筆画が添えられた「ギャラリーパネル」が飾られており、QRコードを読み込めば、地域の人が朗読するみすゞさんの詩を聞くことができます。

続いて八坂神社の御旅所である洲崎神社に立ち寄り、青海大橋を眺めながらゆっくり自転車を走らせ、みすゞさんが仙崎八景の一つとして詠った「弁天島」」へ。

「弁天島」は、みすゞさんが子供だった昭和初期には仙崎湾にぽつんと浮かぶ島でしたが、現在は埋め立てられ人工島の一部になっています。

人工島に架かる橋の上からは、青海大橋や仙崎漁港をいつもとは違う角度で眺めることができました。

天気の良い日には、きらきらと輝く朝陽に照らされる港の風景や仙崎のまちが美しい夕焼け色に染まる光景が楽しめそうです。

弁天島のもともとの名前は「松生島(まつおいじま)」。

海上安全や漁業守護の神として信仰される弁財天が主祭神である厳島社が祀られていることから、いつの日か「弁天島」と呼ばれるようになったようです。

お詣りしていると地元の方が「こっちの小さな祠に弁天さまは祀られているのよ」と教えてくださいました。

海から吹く風はまだ冷たかったですが、立春を迎え暦の上では「春」。

少しずつ日脚も伸び、日差しはやわらかくなっていくことでしょう。

自転車で走ることが心地よい季節がもうすぐやってきます。

観光案内所YUKUTEから始まる自転車旅をぜひ一度ご体感ください。

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