記事更新日:
2020.03.10
ライター情報:
長門市観光コンベンション協会
3月10日(火)、長門湯本温泉の新たなシンボルとして、建替工事が進められてきた立ち寄り湯「恩湯(おんとう)」と、隣接する飲食棟「恩湯食(おんとうしょく)」が完成し、竣工式と落成式、内覧会が行われました。
約50人が出席した竣工式では、長門一宮住吉神社の鳴瀬宮司による神事が行われ、旅館や工事関係者、地域の皆さんが順に玉串を捧げました。
続く落成式では、施主の長門湯守株式会社の大谷和弘共同代表が「歴史と場所を尊重し、地域に根ざした一体感のある空間が完成しました。地域に愛される温泉となるよう、これから地域の価値を一緒に高めていきたい」とあいさつ。
来賓として出席した江原市長は「熱い気持ちと実行力を持った皆さんの手によって、地域の宝となるような施設が完成しました。温泉街の再生はこれからという思いで、今後も支援していきたい」と述べました。
また、設計・工事業者を代表して、設計事務所岡昇平とヤマネ鉄工建設株式会社にそれぞれ感謝状を贈呈。ヤマネ鉄工建設株式会社の山根正寛社長は「岩盤から力強く湧く温泉の工事は、とても難易度が高かった。地域の皆さんの協力に感謝するとともに、長門湯本温泉の象徴となる恩湯に携われたことを誇りに思います」と謝辞を述べました。
式典の最後はテープカットが行われ、出席者はその後、新しく生まれ変わった恩湯を見学。
恩湯は泉源の真上に位置し、岩盤から湧き出る温泉を眺めながら入浴できる、全国でもめずらしい温泉施設です。
あわせて、恩湯の向かいには、飲食棟「恩湯食」が完成しました。
こちらは長門市名産の「長州どり」や生搾り豆腐を中心に、旬の魚介や季節の野菜などを使った料理を提供。店内での食事だけでなく、テイクアウトメニューも用意し、温泉街のそぞろ歩きに彩りを添えます。
長門湯本温泉のメインエリアに両施設が完成したことで、宿泊者はもちろん、日帰りの観光客の皆さんにとっても、地域の温泉や食、景色や文化を体感できる温泉街として楽しんでもらえるはず。ぜひテイクアウトメニューを片手に、川テラスや広場に出てまちの魅力を味わってほしいと、長門湯守株式会社の共同代表である大谷さん・伊藤さんは話します。
いよいよこの春、リニューアルを迎える長門湯本温泉。
立ち寄り湯「恩湯」と飲食棟「恩湯食」は、3月18日(水)オープンです。
併設された休憩スペースは、三方がガラス張りの開放的な空間。温泉街の中心を流れる音信川を眺めながら、冷えたビールやソフトクリームをお楽しみいただけます。
【住所】山口県長門市深川湯本2265番地(旧恩湯)
【開業日時】2020年3月18日(水)10:00
【営業時間】10:00~22:00
【定休日】毎月第3火曜日(祝日の場合は変更あり)
【入浴料金】大人:平日700円・土日祝日800円、特定日900円、子ども:400円(4~12歳)
※特定日は年末年始、お盆、ゴールデンウィークなどの繁忙期
※3歳以下のこどもは無料
【同時利用人数】浴槽8名、洗い場8名(男女共)
【温泉】源泉掛け流し(放流式)、恩湯泉/39.0度・36.5L/分
【問い合わせ】TEL:0837-25-4100
地元食材を使った料理を提供する「恩湯食」。
店内からは音信川や竹林の階段を眺めることもでき、「恩湯」入浴後に立ち寄りたくなるスポットです。
メニューは、ランチタイム・ティータイム・ディナータイムと時間帯によって異なる3種類を展開。
地酒や選りすぐりのナチュールワインなども取りそろえているほか、そぞろ歩きのおともになるテイクアウトメニューも用意されています。温泉街をめぐった後の休憩にも、これから散策を楽しもうとするときにも、ぜひお立ち寄りください。
【住所】山口県長門市深川湯本2270-5
【開業日時】2020年3月18日(水)11:00
【営業時間】11:00~22:00(ラストオーダー21:00)
ランチタイム11:00〜14:00/ティータイム14:00〜17:00/ディナータイム17:00〜22:00
【定休日】毎週水曜日(祝日の場合は変更あり)
【客席】室内:テーブル20席、カウンター6席/屋外:カウンター12席 総計38席
【問い合わせ】TEL:0837-25-4333