記事更新日:
2018.11.20
ライター情報:
長門市観光コンベンション協会
第4回「ONSEN・ガストロノミーウォーキングin長門・俵山温泉」開催時に行われた「ハイキングde俳句」で募集した俳句の「入賞作品」たちです。
【俳句入賞作品】
坂越えてゆずきちの黄銀杏の黄
大寧寺峠を上って来て、先ず目についたのが、ゆずきちと黄葉した銀杏の木だったのであろう。俵山は長門ゆずきちの産地として知られており、能満寺の銀杏の黄葉も美しい。黄でまとめたところが印象を強めている。
青空に柚子の香が溶けていく
天候の心配をしていたが、絶好のウォーキング日和となった。その青空へ爽やかな柚子の香りが溶け込んでゆくように広がっていったのである。澄み切った青空と輝くような柚子の色が醸し出す俵山の一景である。
ひらひらと紅葉の葉が落ちてゆく
美しく紅葉していた並木の南京櫨や銀杏の黄葉も半ば近くが散ってしまった。その枝から残っていた葉がひらひらと降ってくるのである。素直な目が初冬の1ページを切りとって、哀愁の滲んだ一句となっている。
(審査員:長門俳句協会会長 宮野しゆん選)
素晴らしい入賞作品受賞の皆様には、「俵山のお米」を進呈いたします。ONSENガストロノミ―ウォーキングin長門俵山温泉へご参加の皆様、どうもありがとうございました。