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ながとブルーオーシャンライドwith秋吉台

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  • 記事更新日:

    2018.11.24

  • ライター情報:

    長門市観光コンベンション協会

400人のライダーがセンザキッチンに

11月24日(土)、長門市・美祢市をめぐるサイクリングイベント「ながとブルーオーシャンライドwith秋吉台」が開催されました。

午前8時、道の駅センザキッチンには、400人を超えるライダーの皆さんが集まりました。

開会式では、大会を盛り上げるゲストライダーが紹介されました。

まずは「シマノレーシングチーム」の(左から)野寺秀徳監督、入部正太朗選手、湊諒選手、黒枝咲哉選手、中田拓也選手。

続いて、パラサイクリング日本代表チームの(左から)権丈泰巳監督、野口佳子選手、木村和平選手、川本翔大選手、小池岳太選手、藤井美穂選手、福井万葉選手、宇田秀生選手です。

その後、野寺監督から参加者へ、交通ルールやマナーについて呼びかけがあり、準備万端。

1列ずつ順番にスタートを切り、三隅方面に向かって出発。長い旅の始まりです。

カルストロードと地域の美食

三隅から美祢市に入った参加者は、最初のエイドポイント「秋吉台リフレッシュパーク」を目指します。

22km地点となる「秋吉台リフレッシュパーク」では、「石窯パンの秋吉台高原牛100%バーガー」を提供。

肉の旨みがたっぷりと詰まったパティと、もちもちとした食感の石窯パンの相性は抜群。「食べ応えがあっておいしい」そんな声が聞こえました。

そして、いよいよ「秋吉台カルストロード」へ。

無数の白い石灰岩が立ち並ぶ景色を眺めながら、緩やかなカーブが続く道を進みました。

アップダウンが続く道を越えてきた参加者を、小さな応援団が大きな声で後押しします。

そして2つ目のエイドポイント、45km地点となる「別府弁天池」に到着。

ここで味わうのは、地元野菜と弁天池の湧水で作られたという、特製の豚汁です。

刻まれたゆずの皮とショウガがアクセント、熱々の1杯で冷えた体を温めました。

里山を抜けて

中間点を過ぎ、再び長門市に戻ってきた参加者は、68km地点にある3つ目のエイドポイント「里山ステーション俵山」へ。

この日のメインディッシュとも言える「里山プレート」は、俵山の幸を詰め込んだ9品が並ぶ贅沢な一皿。俵山の農家を中心とした女性グループ「みゅーずきっちん」の皆さんがプロデュースしました。

俵山産コシヒカリのおにぎりに、漬物や味噌おでん、豆腐と鹿肉のハンバーグや猪肉のスープパスタ。デザートの梨や「おこめぷりん」に使われているお米も、もちろんすべて俵山産です。

「おにぎりが力になった」「ジビエ(鹿肉や猪肉)も臭みがなくておいしかった」などと、里山ステーションを出る参加者は、うれしい感想をスタッフに届けてくれました。

本大会では、コースの途中で自転車と一緒に電車に乗ることができる「トレインコース」も設定。今回は美祢市の於福駅で乗車する約51kmの「ショート」、油谷の人丸駅で乗車する約84kmの「ミドル」の2コースが用意されました。

大会のヘッドマークをつけた特別な列車に乗り、自転車とはまた違った景色を楽しみながら仙崎駅に帰ります。車内では「海鮮丼 Ajito」の海うなぎ丼(ショート)、「ユーカリとタイヨウ」のスコーンと「COFFEE&ROASTER YAMA」のドリップコーヒー(ミドル)が振る舞われました。

青い海を眺めながら

俵山からは一気に北上。

山道を抜けて油谷に入ると、だんだんと景色が開け、コバルトブルーの海が現れました。「ブルーオーシャンライド」の名前通りの、青い海を眺めながらのライドが幕を開けます。

ここからは「サイクリングコース」の参加者のみ。

90km地点となる4つ目のエイドポイント「大浜海水浴場」では、山口県産地鶏「長州黒かしわ」のもも肉を使った「地鶏カレー」が提供されました。

この場所は、大会のポスターやパンフレットの表紙写真の舞台。

海をバックに、記念写真を撮る姿も見られました。

その後は「日本の棚田百選」にも選ばれた「東後畑棚田」を過ぎ、日置地区へ。

103km地点にある最後のエイドポイントは、黄波戸口集会所。

長門湯本温泉の萩焼ギャラリーカフェ「cafe&pottery音」のコーヒーとホットジンジャー、ガトーショコラとチーズケーキがいただけるポイントです。

最後の13kmを前に、ほっとできる空間。

笑顔で出迎えるスタッフに「行ってきます!」と声をかけ、続々と出発していきました。

峠を越せば、ラストスパート。

只の浜海水浴場の横を颯爽と駆け抜け、ゴールのセンザキッチンを目指します。

そして訪れる、終わりの瞬間。

家族やスタッフ、地域の皆さんに迎えられて、ゴールインです。

ゴールエイドでは飲み物やアイスのほか、長門地域地産・地消推進委員会の皆さんにより、長門ゆずきちのコンフィチュールや長州黒かしわ餃子、はなっこりーちぎり天などが配られました。

長門市・美祢市の景色と食を満喫し、地域の皆さんとのふれあいも楽しんだ1日。

きれいだった場所、苦しかったコースにおいしかったメニュー、すべてが良い思い出になります。今日を振り返って笑い合う参加者の姿が印象的な、ゴール後のひとときでした。

ゲストライダーの「サイクルクリニック」(11/23)

大会前日の23日(金)には、ゲストライダーとして参加された「シマノレーシングチーム」の皆さんによる「サイクルクリニック」が行われました。

会場は、道の駅センザキッチンの観光案内所「YUKUTE」前です。

参加者は、入部正太朗選手、湊諒選手、黒枝咲哉選手、中田拓也選手、そして野寺秀徳監督から、乗車時のフォームチェックを受けたり、サドルの適正な位置を教わったりと、翌日に活かせるような有意義な時間を過ごしました。

その後はセンザキッチンを出発し、秋の景色を楽しみながら、紅葉の名所・大寧寺を目指してポタリング。

最後は湯本温泉の足湯につかって、温かいコーヒーを味わいながら、ほっと一息つきました。

日本パラサイクリング連盟にエールを

前日受付と合わせて、観光案内所「YUKUTE」前では前日車検も行われました。

前日車検の車検代と、両日皆さんに募金いただいた合計37,220円は、日本パラサイクリング連盟に寄付させていただきました。ご協力ありがとうございました。

そして、ゲストライダーとして大会を盛り上げていただいた日本パラサイクリング連盟の皆さん、ありがとうございました。

ぜひ長門でサイクリングを

3回目となる「ながとブルーオーシャンライド」は、澄み渡る青空のもと、無事開催することができました。

海と山に囲まれた絶景、そしてたくさんの食が楽しめるこの地をめぐるには、自転車がぴったり。

観光案内所「YUKUTE」では、シティサイクルからクロスバイク、電動アシスト付き自転車まで、5種類のレンタサイクルをご用意してお待ちしています。

ぜひまた一度、長門市で自転車の旅をお楽しみいただければ幸いです。

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