記事更新日:
2019.06.23
ライター情報:
長門市観光コンベンション協会
6月2日(日)、道の駅センザキッチン内のバーベキュー施設「グリルハウス」で、全国から集まった管理栄養士の皆さんによる、長門市の食材のPRイベント「管理栄養士のながと串」が開催されました。
このイベントは、市内で管理栄養士国家試験の通信講座「ファンスタディ」を行う、一般社団法人管理栄養士地位向上協会が、毎年試験合格者を全国から長門市に招き、一緒に観光や体験を楽しむ「合格ツアー」の一環。今回は全国各地から約30人が参加しました。
グリルハウスは、直売所で購入した食材を持ち込んで調理ができる施設。この日も旬を迎える「田屋なす」を中心に、市内各地で育てられた新鮮な野菜が用意されました。
はじめに、長門市観光コンベンション協会のスタッフが、道の駅センザキッチンの施設や長門市の特産品を紹介。海の幸、山の幸と豊富な食材が手に入るまちの魅力を語りました。
続いては「焼とりや ちくぜん」のオーナー、青村雅子さんがやきとりの歴史を紹介。長門市では漁業や水産加工業の発展に伴い、鶏のエサとなる魚のアラが潤沢に手に入る環境にあったことから養鶏業が盛んになり、現在の「やきとりのまち」へとつながったといわれています。
その後、深川養鶏農業協同組合の磯部充利さんが、山口県産オリジナル地鶏「長州黒かしわ」の特徴や味わいをPR。今回、同組合からは各テーブルに1羽ずつ「長州黒かしわ」を提供していただき、参加者の間に驚きと喜びの声が上がりました。
今回のテーマは「串焼き」、やきとり文化の根付く長門市ならではの食べ方です。長門市の食材を使ったオリジナルの串を「ながと串」と名付け、各テーブルで串打ちをするところから楽しみました。
もも、むね、ささみといった各部位を、豊富な野菜や調味料と合わせていきます。
その視点は、やはり管理栄養士ならでは。
まずは疲労回復を助ける機能成分が多く含まれる黒かしわに、さらに回復を促進するクエン酸の含まれた梅をトッピング。ごぼうやにんじん、長芋といった根菜類も鶏肉とは「相性が良い」と好感触で、栄養をより多くとるために皮付きのまま使うのがポイント、とおっしゃる方も。
トロッとした食感を楽しめるように「田屋なす」の大きな身をそのまま焼いたり、水分や旨味を逃さないように肉や野菜をまとめてアルミホイルで蒸し焼きにしたりと、同じ炭火でも調理方法はさまざまでした。
弾力があり、旨味が凝縮された黒かしわの肉は、長門のやきとりらしく塩で味わうのがおいしいという感想もありながら、各自が持ち寄った柚子胡椒や味噌パウダー、タレなどを使ってアレンジを加える方も。各テーブルで、続々と自分だけの「ながと串」が焼きあがっていました。
さらにイベント後は、FacebookやInstagramに、共通のハッシュタグ「#ながと串」をつけて参加者各自で記事を投稿。6月22日現在で20件を超える投稿があり、管理栄養士目線で長門市の食材が全国に発信されています。
道の駅センザキッチンのバーベキュー施設「グリルハウス」の場所は、直売所の奥。
準備や片付けの必要もなく、90分200円(大人1名)の料金で気軽にバーベキューが楽しめます。ちょっと贅沢なバーベキューランチを味わってみたり、家族や地域のグループなどで楽しんでみたり、夏のお出かけにぜひお役立てください。