記事更新日:
2020.09.13
ライター情報:
長門市観光コンベンション協会
散歩感覚で自転車を走らせ、その場所、その時期ならではの発見や出会いを愉しむ『散走(さんそう)』。
朝から雲一つない青空が広がった8月半ば、「ながと散走プロジェクト」2回目のモニターツアーを実施しました。
長門市観光コンベンション協会スタッフ(生まれも育ちも長門市・50代・女性)がレポートします。
「こまめな休憩・しっかり水分補給・絶対に無理はしないこと」をスタート前に確認。
今年4月そぞろ歩きが楽しめる温泉街としてリニューアルした長門湯本温泉を目指します。
長門湯本温泉までのルートは、普段あまり車で通らない、交通量が少なめの道路を選んで設定しました。
(左)ルネッサながと (右)長門市総合公園
スタート後、JR仙崎駅・ルネッサながとを経由して目的地に向かいます。
ルネッサながとに隣接する長門市総合公園はローラー滑り台、ちびっこ広場、わんぱくひろば、ぼうけん広場などが設けられており、幅広い年齢層が楽しめる憩いの場。「自転車でここまで来てゆっくり遊ぶのもいいね。」という声も聞かれました。
(左)飯山八幡宮 (右)赤崎神社楽桟敷
ルート沿いには、旧街道「赤間関街道北道筋」にあたる道や「飯山八幡宮」・「赤崎神社楽桟敷」といった歴史ある場所が点在しています。
「こんな道があるんですね。」「これ何だろう?」途中立ち止まっては思い思いに風景をカメラにおさめたり、石碑に刻まれた文字を眺めたり。
これまで知らなかった「こと」や「もの」を見つけることができるのが、『散走』の楽しさだと改めて実感しました。
スタート後約1時間、長門湯本温泉に到着。長門湯本温泉駐車場には駐輪スペースも設けられており、無料で利用できます。
駐車場から「竹林の路」を降り、芝生の緑が鮮やかな「恩湯広場」へ。
日よけが設けられたベンチで、温泉街の食事処『恩湯食』『焼鳥さくら食堂』からテイクアウトしたお弁当をいただきました。
ランチの後は、音信川(おとずれがわ)で一休み。
川遊びを楽しむ子どもたちの賑やかな声を聞きながら憩いのひとときを過ごしたあと、そぞろ歩きスタートです。
温泉街再生の取り組みや、空き家を活用した新たな事業展開などについて詳しくご案内していただきながらのまち歩き。新しい発見がたくさんありました。
復路もなるべく交通量の少ない道路を選び、ゴールの観光案内所YUKUTEへ。
途中、長門国最古の寺院と伝えられる「長門深川廃寺」に立ち寄りました。かつてはここに塔や金堂が建っていたのだという古代ロマン感じられるスポットです。
市街地を抜け、深川湾が見渡せる海べりの道を進み、仙崎へ。
暑い暑い一日でしたが、晴れわたった夏空のもと、新しい「もの」「こと」を見つけることができました。
【総距離】約21.3㎞
【所要時間】約5時間(見学・食事時間含む)
ルート詳細はこちらから https://ridewithgps.com/routes/33929606