記事更新日:
2018.12.13
ライター情報:
長門市観光コンベンション協会
12月8日(土)、長門市・下関市をめぐるバスツアー「見どころギュッと満喫バス」の第1回が開催されました。
今回は、長門市の「元乃隅神社」、下関市の「角島大橋」と、両市を代表する絶景をハシゴした本ツアーのレポートをお届けします。
12時18分、バスの出発点となる長門市駅に姿を現したのは、山陰観光列車「◯◯のはなし(まるまるのはなし)」。下関市・長門市・萩市をつなぐこの列車に乗って、下関市や九州方面からの参加者が長門市に降り立ちました。
洋風の内装が特徴の2号車は、本ツアーの参加者で貸し切り。
新下関駅(9時59分発)もしくは下関駅(10時21分)で乗車し、約2時間、観光列車の旅を経ての長門市入りです。
小雪がちらつくほど気温が下がったこの日は、駅構内で香酸柑橘「長門ゆずきち」を使った特製の「ゆずきちネード」が振る舞われました。体も心も温まる1杯を味わい、一行はバスに乗車します。
本ツアーは、観光列車「◯◯のはなし」とバスを両方利用するコースと、バスのみを利用するコースが選べます。駅前では、バスのみの参加者とも合流し、絶景を目指す旅が始まりました。
長門市駅からわずか5分程度。
最初に到着したのは、今年4月にグランドオープンした道の駅「センザキッチン」です。
木材をふんだんに使った内装が印象的な直売所には、新鮮な海・山の幸をはじめ、さまざまな加工品やお菓子などがずらりと並びます。
特に人気を集めていたのは、フードコート「センザキバル」でいただける「やきとり」でした。
お土産を買ったり、長門市の名物をその場で味わってみたりと、楽しみ方は人それぞれ。おしゃれなベーカリーのパンや、カフェのコーヒーを手にバスに帰ってくる方も見られました。
海沿いを走り、山を越え、見えてきた最初の絶景は「元乃隅神社」。
123基の鳥居が並ぶ、壮観な景色が広がります。
100m以上に連なる鳥居を抜けて、向かうのは高さ6mの大鳥居。
大鳥居の上部にあるのは「日本一入れにくい」と語られることも多い賽銭箱です。
見事に入ると周囲の観光客の皆さんから歓声が上がり、大鳥居の前には不思議な一体感が生まれました。
参拝が終わると、観光パンフレットや雑誌などでよく見られる、日本海と鳥居のコントラストを写真に収めます。この日は、あいにく雲が多い空模様でしたが、鳥居の朱色がより映えて見えました。
今年4月にオープンした「元乃隅売店」にも立ち寄って買い物を楽しみ、再びバスに乗車。
下関市へ向かうバスの窓からは、岩礁から海水が吹き上がる「龍宮の潮吹」も見ることができました。その神秘的な光景に、車内では驚きの声が上がります。
元乃隅神社から、海沿いを走って約40分。
本州と角島を結ぶ1,780mの「角島大橋」を渡って、目指すのは島の先にある「角島灯台」です。
明治9年に設置された、高さ29.6mの歴史ある灯台。
だんだんと厚い雲の合間から青空が顔をのぞかせ、参加者は日差しを浴びる灯台周辺の散策を楽しみました。
旅の最後に訪れたのは、道の駅「北浦街道豊北(きたうらかいどうほうほく)」。
直売所には日本海でとれた海の幸を中心に地域の野菜や果物などが並ぶほか、北浦産の鮮魚が味わえるレストランや、地域の食材を使ったパンを楽しめるベーカリーなどもあり、豊富な「食」が楽しめる施設。
旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」の「旅好きの口コミで選ぶ!道の駅ランキング2018」で第1位に輝いた道の駅としても知られています。
展望テラスから「角島大橋」を眺められるのも、魅力の1つ。
「あんなに遠くまで行ったんだね」と、参加者は今日1日を振り返る時間を過ごしました。
だんだんと日も傾きはじめた、午後4時過ぎ。
観光列車「◯◯のはなし」で新下関駅・下関駅に帰られる皆さんは、滝部駅でバスを降ります。
そして長門市に帰られる、また宿泊される皆さんは、長門湯本温泉入口バス停・長門市駅でバスを降りました。
「見どころ」をギュッと詰め込んだ本バスツアーは、来年2月まで、毎月第2・4土曜日に開催予定。参加は事前予約制となります。詳細や予約状況は「見どころギュッと満喫バス(ななび)」のページでご覧ください。