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「やまぐち食べる通信×東京大学スタディツアー」が長門市へ

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  • 記事更新日:

    2019.08.26

  • ライター情報:

    長門市観光コンベンション協会

「やまぐち食べる通信」とは

山口県内で活躍する生産者にスポットを当て、食材の魅力やこだわりを紹介する情報誌「やまぐち食べる通信」。冊子だけでなく食材がセットで届くのが特徴で、生産者の思いや物語をかみしめながら、山口の味を楽しめるのがポイントです。

2016年3月の創刊号では、長門市油谷の向津具地区で生産された地鶏「長州黒かしわ」と「百姓の塩」が紹介され、その後もアジの干物やケンサキイカなど、本市の食材が紙面を飾り、読者に届けられてきました。

写真はイメージ(やまぐち食べる通信ウェブサイトより)

そしてこのたび、「やまぐち食べる通信×東京大学スタディツアー」と題し、3泊4日の行程で東京大学の学生の皆さんが山口県を訪問。萩市を拠点に、長門市や阿武町を含めた「食」にまつわるスポットをめぐるツアーが行われました。

8名の学生が長門市へ

ツアー2日目となる8月20日(火)、長門市を訪れた8名の皆さんは、「通・仙崎地区」と「向津具地区」の2グループに分かれてヒアリングを実施。

道の駅センザキッチンのセンザキバルにある「海鮮丼 Ajito」の安藤さんの案内で、丼にも使われるヒラメやトラフグの養殖場を見学したり、長門市の名物として知られるやきとりのお話を「焼とりや ちくぜん総本店」オーナーの青村さんから聞いたり、かつて古式捕鯨で栄えた通地区の「くじら資料館」にも足を伸ばしました。

向津具地区では、「百姓の塩」の生産を手がける「百姓庵」を訪れたほか、先月オープンした同社が経営するスペインバル「Dining Bar Zen(ダイニングバル ゼン)」を訪問。百姓庵女将の井上さんの説明で、約3年前に「やまぐち食べる通信」で紹介されてから、今日までの変化も体感していただいたとのことです。

また、長門の「食」を生み出す方々だけでなく、今年ローカルメディア「ながとと」を立ち上げた地域おこし協力隊・村尾さんにもヒアリング。現在はウェブサイトとフリーペーパーの2つの媒体で、市内で愛されている店舗やメニューなど、「食」の裏側にあるストーリーが紹介されています。

夜は「浜茶屋 三貴」で意見交換

ヒアリングを終えた皆さんは、青海島のコンテナカフェ「浜茶屋 三貴」に集合。こちらに隣接する「木村水産」はかつて、同誌でアジの干物が取り上げられたお店です。

学生の皆さんは自慢の干物やフライを味わいながら、長門市内で活動されている方も交えて、この日の報告や意見交換を行いました。魚の大きさやその味わいに、目を丸くされる方もちらほら。

意見交換には長門市観光コンベンション協会のスタッフも同席し、観光サイト「ななび」での情報発信や、食と体験を結びつけた「ナガトリップ」など、特に発信面での取組の話が盛り上がりました。

今回のツアーではじめてこの地を訪れたという学生も多く、外から見たこの地域の魅力、そして肌で感じた課題を教えてくださいました。4日間で萩市・阿武町・長門市をめぐられた皆さんのレポートは、また後日公開されるとのことです。

山の幸に海の幸、長門市の誇る「食」はまだまだ豊富。またいつか、このまちを訪れ、このまちならではの「おいしさ」を体感していただければ幸いです。

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