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イベント

展覧会「香月泰男の表現 ―人―」

期間:2020年9月6日(日) ~ 2020年12月20日(日)

開催時間:9時00分~17時00分

主催:香月泰男美術館

 戦後日本洋画界を代表する画家、香月泰男は自身の抑留経験を描いた”シベリヤ・シリーズ”で広く知られています。一方で香月は家族を中心に人物も描きました。その表現は画風の変遷とともに観たままを描くことから、形の様式化、色の単色化と変化していきます。
 本展では”肖像””かたち””動き”をキーワードに、表現の変化と色が与える印象についてご覧いただけます。

基本情報

会場 香月泰男美術館
所在地 山口県長門市三隅中湯免226番地
アクセス ■JR山陰本線「長門市駅」又は「仙崎駅」からタクシーで約10分
■中国自動車道「美祢IC」から約35分
駐車場 50台 ※大型可

お問い合わせ

  • 香月泰男美術館
  • TEL : 0837-43-2500

マップ

展示内容

移り変わる画風

9月6日(日)、長門市三隅地区にある「香月泰男美術館」にて、展覧会「香月泰男の表現—人—」がはじまりました。

本展は、香月の「人」が登場する作品に注目。

「肖像」「かたち」「動き」をキーワードに、画風の移り変わりをご覧いただけます。

肖像

まず、ご覧いただけるのは、戦前にあたる学生時代~40年代までの作品。

この時代は、香月自身の画風を模索している時期でもあり、色々な画家の影響を受けていることが伺えます。

人物の特徴を細かく捉え、色も鮮やかに描かれています。

かたち

次に、2フロアにまたがってご覧いただけるのが、50年代の作品。

香月の転換期とも言われ、肖像的要素よりも人のかたちが強調されて描かれています。

色数が抑えられているところにも注目です。

うごき

最後にご覧いただけるのは、60年代以降の作品。

黒の表現にたどり着いた香月は、シルエットのような人物を描いています。

一見、情報量の少ない絵画ですが、人の動きや会話、背景を感じることができます。

その他の見どころ

本展では、作品が完成するまでの道のりがご覧いただける資料や画稿も展示されています。

キャンパスの切れ端に描かれた資料

キャンパスの切れ端に描かれた資料の中には、本展で初出しのものも。

キャンパスが2枚重なっている「祖父」の資料は、一枚ずつ剥がすことができず、下に何が描かれているのは分からないそうです。

 

また、展示内容の「人」に合わせて、常設展示のオブジェにも「人」が多く登場。

香月の好んだ描いた対象は、廃材を利用して作られたオブジェとしても表現されています。

学芸員によると「画家は一人での作業が多いことから、チームで動くサーカスや楽団に憧れがあったのでは」とのことです。

人の動きの一瞬を捉えたオブジェの可愛らしさにも、着目してみてください。

 

 

「人」の登場する作品を通して、年代ごとに画風が移り変わっていく様子が分かる本展。

香月の過ごした背景や出来事などを作品と照らし合わせることで、とても分かりやすい展示がされています。

今回の展覧会で、より香月の表現の素晴らしさやあたたかさを感じていただけるのではないでしょうか。

学芸員からのメッセージ

本展は、年代によって表現が異なっているところがポイントとなっています。

作品が完成するまでの背景や、過程にもぜひ注目してご覧ください。

学芸員によるギャラリートーク

事前予約不要のギャラリートークです。

【内容】展覧会の見どころなど ※40分程度

  • 9月26日(土)11:00~
  • 11月15日(日)11:00~

information

【展覧会】香月泰男の表現—人—
【開催期間】2020年9月6日(日)〜12月20日(日) ※会期が延長しました
【所在地】山口県長門市三隅中226
【開館時間】9:00~17:00(入館は16:30まで)
【休館日】毎週火曜日、9月23日(水)、11月4日(水)
【入館料】大人500円 小中高校生200円 ※団体料金あり
【問合せ】香月泰男美術館 TEL:0837-43-2500

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