1.  > 
  2.  > 
  3. #ながとに物語を

観る

エリア
三隅エリア 俵山エリア 油谷・日置エリア 深川・湯本エリア 青海島・通・仙崎エリア

#ながとに物語を

1話12枚の写真の物語

 長門市観光案内所YUKUTEの公式Instagramアカウントでは「#ながとに物語を」というテーマで撮影された写真を投稿しています。1話12枚の写真の物語。これまでにない視点でながとをご覧いただけます。
 本ページでは、各話がどこで撮影されたのか撮影月と合わせてロケーションを紹介しています。※本ページに掲載している写真の無断転載はご遠慮ください

自然・景勝地

公式SNSアカウント:

基本情報

TEL 0837-27-0074
公式SNSアカウント

お問い合わせ

  • (一社)長門市観光コンベンション協会
  • TEL : 0837-27-0074

フォト企画について

ながとを撮ってみませんか

 ながとの写真人口を増やしたい。そんな思いから2018年にフォトイベント「YUKUTE PHOTO(ゆくてふぉと)」が誕生。2019年12月にはもっと広い世界に発信するため、「#ながとに物語を」というテーマで撮影された写真をSNSに投稿開始。どちらも素敵なロケーションを紹介するとともに「ながとに写真を撮りに行きたい」と思っていただけるような活動を行っています。

公式ページ

フォト企画に関する最新情報もご覧いただけます

公式SNSアカウント

第1話「波の音、はじまりの合図」

location:さわやか海岸(仙崎地区)
date:11月中旬

episode:この日のながとの海はとても穏やかでした。できれば浜に座って何も考えず時間を過ごしたいなあと思うくらいに。でもファインダーをのぞくと、波のカタチと彼女の姿が何かのはじまりを暗示しているようで、静かにシャッターをきりました。シャッター音も波の音も、その場に溶け込むようで心地よかった。⠀

第2話「秋色ラビリンス」

location:五段の滝(俵山地区)
date:11月下旬

episode:この場所は、今年の稲刈りの時期に長門市俵山地区で活動していた地域おこし協力隊の方に案内して頂いた場所のひとつです。紅葉の時期に撮影したいと思って撮影日が待ち遠しかったのですが、残念ながらこの日は生憎の天気でした。それでも彼女たちが初めて来る場所だったということが、この日の雰囲気にとてもあっていて、場所を移すことなく、この空間を楽しみました。葉音、川のせせらぎ、鳥の鳴き声、耳に届いたどの音も、また聞きたい。⠀

第3話「こころ通じる青」

location:只の浜海水浴場
date:11月下旬

episode:晴れマークが1つもなかったこの日の奇跡。青の中で動く彼女たちは、おそらく誰の目から見ても輝いていたと思います。運よく手にした条件は、彼女たちの途切れない会話と重なり合ったとき、輝きを増しました。つい目を背けて撮れなかった瞬間をお届けできないのが心残りです。それほど、眩しかった。

第4話「日落ちてここ何処(イズコ)」

location:油谷後畑/油谷総合運動公園付近/油谷島
date:12月中旬

episode:どの撮影も、モデルさまの雰囲気に合わせて物語が変化していきます。でも彼女の場合、撮影場所を変えても一貫して変化することのない部分がありました。おそらく次回も彼女が登場したとき、過去・現在・未来を行き来するような物語をご覧いただけると思います。何処であっても写真は撮れるという、何処かの誰かのことばに、ちょっぴり色を添えて。⠀

第5話「朝日の結び方」

location:青海島 (県道283号沿い)/青海大橋
date:12月下旬

episode:初めての早朝撮影でした。朝日が徐々にのぼっていく様子を彼女越しみるという、とても贅沢な時間。気温はそこまで低くなく、光は鋭く、風は弱く、冬の朝といっても暖かみを感じることができました。彼女のはじける笑顔もその要因な気がします。周りに釣り人がいる中での撮影だったので、この子たちは一体何をしているのだろうと不思議だったかもしれません。どうだろう。⠀

第6話「ひかりのαとβ」

location:長門湯本温泉IC・深川川付近
date:11月下旬

episode:西日に照らされる彼女たちについていきながらの撮影。なんとなく時空を跨いでいるようで、普段の彼女たちを透明な壁越しに見ているようでした。ながとには観光スポットだけでなく、魅力的な空間が溢れています。そういった場所も発見して写真で伝えたい。2020春の撮影も楽しみにしています。モデルさまにご興味のある方はぜひInstagramのハイライトをご覧ください。ながとの春を一緒に満喫しませんか。⠀

第7話「防波堤と交わすことば」

location:白潟トンネル付近
date:11月中旬

episode:ながとを訪れてはじめてみた防波堤がこちらの防波堤でした。一目惚れ。必ずここで撮影したいと思っていたので実現できて嬉しかったです。ながとには他にも様々なカタチの防波堤があって、これからもいくつか登場すると思います。また、どの物語にも撮影する「わたし」は存在しないのですが、この物語の8枚目では唯一存在してしまったかもしれません。それほどドキリとした瞬間でした。もし防波堤との会話が成り立つのであれば、あの瞬間はことばになれた瞬間だったのかもしれない。⠀

第8話「夢のつづきは短いに決まっている」

location:油谷湾 / 油谷島 付近
date:12月中旬

episode:写真を撮るヒト誰しもが経験のあることかもしれません。撮らなきゃ、と焦る瞬間。撮影の前半で距離を詰め過ぎてしまったので、なかなか彼女の動きが分からなくてファインダーを覗きながら目を細めていました。彼女のスッと静かになる空間をどうしたらいいんだろうと悩んだのです。それが今思えば撮らなきゃという焦りだったような気がします。そのときは、秒針を速めるような感覚すらもなくて、ただ彼女に引っ張られてついていっていました。そんな空間を他人はどう想像するのかな⠀

 

第9話「朝日の触れ方」

location:青海島 大日比 防波堤
date:12月下旬

episode:あまり物語に直接触れるようなことは、エピソードとしてお話ししないようにしていますが、今回の物語はとても分かりやすく「繋がり」という部分を感じていただけたのではないでしょうか。文章のない、タイトルと写真だけで進む物語です。どう捉えていただいても構いません。絵本のページをめくるように、たまには物語を行ったり来たりしてみてください。そうすれば「もしかして」と感じるかもしれないし、感じないかもしれない。自由。⠀

第10話「もし、あなたが砂時計だったなら」

location:観月河川公園
date:4月上旬

episode:あなたは、どんな視点からどんな春を見ましたか。あるはずのものがない春もあったでしょうし、ないはずのものがあった春もあったでしょう。トキは残酷にも進んでいきます。こちらの都合など知る由もありません。少し周りの音から離れてみてください。確かにあったものが気づいたらなくなっていたということは、普段の日常でも意識していないだけで存在すると思うんです。春にこだわらずとも。そうしたら考えてみてください。サクラという、春の象徴は本当に春に存在したのかと。モノゴトはひっくり返すこともできるんです。

第11話「春色ラビリンス」

location:出水川砂防公園(三隅地区)
date:3月下旬

episode:「はじめまして」からはじまる撮影は、いつもより音がクリアに聞こえます。この日は、秋の撮影(第2話)を思い出すような雰囲気もあって、彼女の動く音と自然の音とを聞きながら、合わせてシャッター音を響かせていた気がします。何かに触れる、ということをしなくなっていく、それは少し寂しい。

第12話「明日のカラーパレット」

location:妙見山展望公園付近(油谷地区)
date:3月下旬

episode:陽光桜がちょうど見頃でとっても綺麗だと彼女に伝えてからロケ地まで、およそ30分。その間、とてもドキドキしたことを覚えています。こんなに綺麗な陽光桜に出会えたことが本当に嬉しくて、重力がないのではと思うくらい軽く動く彼女に微笑んで、冬から春へ季節が移ったのだと確信した日になりました。満開を目の前にした瞳の色、春の陽気に誘われた風の色、遠くに見える海の色、普段感じられない特別な色もレンズ越しに煌めいた。⠀

第13話「窓、わたしの在る世界」

location:熊野山公園・俵山公民館 付近
date:4月上旬

episode:車の中で彼女を待っているとき、フロントガラスの向こう側で桜の花びらが舞うんです。そのとき、この物語が生まれました。「窓」はそこからずっと動かない。けれど窓を境に、外も内も動かずにはいられないんです。分かりやすく例えると、乗り物の窓はずっとそこにあるのに、外の景色も内のヒトも変わるということ。難しく例えると、心はずっとそこにあるのに、在る空間と環境によって、心の内の色が変化するということ。窓は、化身なのかもしれません。悶々と考えた末に辿り着いた、仮の答え。

第14話「朝4時のポスト音」

location:兎渡谷バス停 付近
date:4月上旬

comment:ながとを巡りながら思ったことは「全部の空間を歩きたい」ということ。観光スポットだけでなく、心地の良い空間がながとにはたくさんあります。今回の物語の舞台もそうです。観光スポットでも桜の名所でもありません。けれど、物語を観ながら感じていただけてたら嬉しいのですが、こんなにも心地のよい空間があるんです。見つけた瞬間ドキッとするあの感じ。「ながとを撮ってみませんか」と公式ページにありますが、そのメッセージにはもしかしたら続きがあるのかもしれません。そういう空間を発見したときの感動、たまらない。⠀

第15話「世界、ガラス越しの恋文(ラブレター)」

location:渋木駅/俵山公民館付近/観月河川公園/長門湯本IC付近⠀
date:4月上旬

episode:レンズを覗いている時間が、おそらく一番長かった撮影だったと思います。舞っている彼女を、ずーっとレンズを覗きながら、映像では伝えられない一瞬を求めていました。「#ながとに物語を」は、すべてフィルムで撮影しているため、デジタルのようにすぐに写真を確認できません。撮影日と写真の仕上がりにタイムラグがあるので、特に5枚目のような写真が仕上がってきたときは「この世界にわたしはいたんだ」と嬉しくなって、撮影時のときのことを思い出します。夏の物語の撮影もはじまったので、ながとの春夏秋冬が揃うのが今からとても楽しみです。なつー!⠀

第16話「花冷えと逆さ地図」

location:俵山温泉街付近 / 俵山公民館付近 / 俵山多目的交流広場
date:3月下旬

comment:季節も少しずつ変化しているということ。春の中でも、ずっと同じ春ではないということ。物語も同じで、いろいろな形に変化したり、進んだり戻ったり迷ったりしています。物語を見始めたときと今、撮影したときと今、全く同じ状況ではありません。必ずどこか変わっています。そんな変化を見つけていくことは宝探しのようで楽しい。いつか目の前で物語を見ていただく機会があれば、そういった物語の相関図(?)があると面白いかもしれませんね。それでは忘れた頃に。春の続きはまた来年。⠀

第17話「大きな鏡に吸い込まれ、」

location:向徳寺(油谷地区)
date:6月下旬

episode:秋の撮影からはじまり、ついに四季を巡って夏を迎えました。初夏は、あじさい寺で有名な向徳寺へ。海が目の前にあって、木陰の広がりが素晴らしくて、着いた途端に夏らしい輝きを感じました。ちょうど見頃を迎えていたこともあって、ヒトが多く、撮りたい場所で待つ、という時間が何回かありました。その時間が、夏のオトを静かに受けとる空間へ。どこか別の空間から、その空間を見ているような気分。もしかしたら同じ空間なのかもしれないけれど、透明な壁が隔てられてるような気分でした。ながとの初夏。皆さんにはどのような物語として届いたでしょうか。本格的な夏を迎える今、少し夏のはじまりを振り返ってみてください。

第18話「わたあめの夢」

location:松島海岸(三隅地区)
date:7月下旬

comment:夏の海は別格。一年中、海の綺麗なながとでさえもそう思ってしまうほど、夏の透き通った海には、より目を輝かせてしまいます。キラキラと光る海の表面、気持ちよく泳ぐ魚の姿、岩にぶつかって弾ける瞬間。どれも想像に難くないカットです。どこまでも広がる海に大きな存在を近づけてみたり、空に溶け込もうとする海に手を伸ばしたり、一瞬にしてさまざまなシーンに出会えるのも、夏の海ならではかもしれません。2つ目の「夢」のつく物語。そこにあるモノ、動くモノ。

第19話「ふわり、伝う、心模様」

location:俵島(油谷地区)
date:6月下旬

episode:ずっと行ってみたかった俵島は、干潮の時間になると渡れる島。強い風の音とざぶんざぶんと鳴り響く波の音で支配されていて、辿り着くまでの道のりは長く、彼女と一生懸命歩きました。この日は、お隣の下関市の角島大橋が見えるくらい見晴らしが良い日で、音に支配されながらも、視界に広がる海に感動しました。わたしと彼女の会話も、風に流されてしまうほどだったので、最初は話しながらの撮影も、途中から、ただただ彼女が動く様を見守っていました。風がやめばストンと落ち、強くなればトンガリ、たまに風を包み込むようにフワッと浮かぶレース。水平線は気持ちの良いくらい真っ直ぐなのに、この対比。ここでしか写せないカタチだったと思います。海の真ん中に、どんと構える島、俵島にて。

第20話「こぼれ落ちる影」

location:五段の滝(俵山地区)
date:8月下旬

comment:第2話「秋色ラビリンス」の舞台でもあるこのロケーションで、夏の撮影をすることをとても楽しみにしていました。川のせせらぎと、視界いっぱいに広がる緑。夏だというのに、とても涼しく、彼女にふりかかる影に見惚れながら、撮影を行いました。仕上がってきた写真をみたとき、大きく引き伸ばしてみたいと思うくらいに影があふれていて、小さな画面で見るのは勿体ないなと感じました。夏の光は、秋に比べれると鋭いイメージがありますが、そのおかげで濃い影が現れるのです。フィルム撮影で光はとても大切。太陽が雲に隠れてしまうと「光まち」という時間が生まれます。ファインダー越しに、その瞬間を待つのはわたしにとっては心地良かったりするのですが、写る彼女にとっては、今か今かと緊張したかもしれません。「#ながとに物語を」あっという間に20話です。1話12枚ですので、240枚が公開されたことになります。昨年秋から撮影が始まり、ながとの四季をすべて巡ることができました。少しずつ近づく2回目の秋、今年はどんな「ながとの秋」に出会えるのか、とても楽しみにしています。

第21話「涙という宝石に透かして」

location:波の橋立 / 青海島シーサイドホテル / さわやか海岸付近
date:7月下旬

comment:いつもであれば、完結ごとにcommentもしくはepisodeをお話しさせていただきますが、今回の物語は、次に繋がることを前もってお伝えします。ですので、繋がった物語が完結した際に、まとめてお話しさせてください。お楽しみに。

第22話「君色サイダー」

location:長門湯本温泉IC付近⠀
date:8月下旬

comment:ながとにも田んぼが広がっている場所がたくさんあります。四季によって姿の変わるモノはいくつもありますが、田んぼもその中のひとつ。水張って、植えられて、徐々に水面が見えなくなって、実っていく、刈られて、地面が現れて、耕される。同じ場所でも、毎日何処かしら変化があることを知っていながら、日々過ごす中では気づけない。こうして同じ市町を撮影していると、記録として残すことができて嬉しい反面、そうした部分で寂しさを感じます。今回は青々とした姿でしたが、第6話「ひかりのαとβ」では刈られた姿をご覧いただけます。実は同じ場所。次回は、水田の時期に撮影してみたいです。

第23話「月の視線」

location:長門三隅駅付近⠀
date:11月中旬

episode:黄葉したイチョウで撮影できるだろうかとドキドキしていた昨年の秋。残念ながら撮影日は、黄葉前に迎えてしまいました。しかも雲の多い日。彼女と、雲と雲の隙間から太陽が覗くことを願って、ひかり待ちをしたことをよく覚えています。運良く太陽が現れた瞬間には、ふたりして「ひかりー!」と思わず声に出してしまうほどでした。この日は特に、シャッターボタンに触れる人差し指に神経を注いだかもしれません。その甲斐あってか、だんだんと青空が広がってくれました。物語全体で見ると、そんな風には感じられないかもしれません。瞳がビー玉のような物語7枚目の写真は、光が入った一瞬の出来事でした。出来ることなら、レンズ越しではなく、直接見たかった。⠀

第24話「円盤とローファーと南京錠」

location:西念寺
date:11月下旬

comment:今回は、ながとの紅葉スポットで撮影した物語です。第2話「秋色ラビリンス」に近しい物語ですので、良ければそちらの物語と一緒にご覧ください。彼女たちの動きを追っていくにつれ、1カットずつ、わたしの中で彼女たちとの距離が近づいたり遠のいたりしていました。天気が良い日にも同じロケーションで撮影してみたいです。そして、12/10は「#ながとに写真を」の投稿を開始した日です。これまで24の写真の物語が公開されました。どの物語が印象的だったのかとても気になるところです。まだまだ、撮ってみたい場所、見つけきれていない場所、たくさんあるので写真の物語を通して、紹介できたらと思います。

第25話「素色ティータイム」

location:長門市俵山地区
date:11月下旬

episode:午後3時過ぎ、ススキの中で秋の光に包まれました。穂がゆれて、彼女の毛先がゆれて、瞬きをする。意識が朦朧としているわけではないけれど、レンズ越しにたくさんの光を浴びていたこともあって、ゆらゆらと現実と夢の狭間にいるような感覚を味わいました。撮っているわたしまでもが、光に包まれる瞬間は、どう例えたらいいのだろう。そう思えること、そう感じられる瞬間にいられることはとても贅沢で、いつも写真に閉じ込めたいと願っています。長門市俵山地区の撮影は、必ず溢れそうなくらい光の差す瞬間があっていつも感動しています。

第26話「時空のお届けもの」

location:油谷総合運動公園付近 / 油谷島
date:12月中旬

comment:撮影場所まで約40分。曇り空が広がっていましたが、この物語はロケハン時からある程度イメージが整っていたため、雰囲気ぴったりの中、川と海で撮影を行うことができました。海の撮影では、10枚目で感じていただけたかもしれませんが、さすが冬の日本海と思える強風で、彼女との会話がままならないくらい風の音に包まれました。だからこそ、撮ることのできた写真も中にはあって、物語だけでなく、その場の雰囲気も想像して頂けたら嬉しいです。この物語は、第4話「日落ちてここ何処」第8話「夢のつづきは短いに決まっている」とリンクする物語です。主人公はどんな世界を過ごしているのでしょう。⠀

第27話「わたしは充分に甘えたでしょう」

location:観月河川公園
date:4月上旬

comment:昨年の春と今年の春の比較を問われたら、あなたはどんな風に答えますか。今年の春にはあったけれど昨年の春にはなかったもの、今年の春には感じられなかったけれど昨年の春には感じられたこと、さまざまあると思います。この物語は、第10話「もし、あなたが砂時計だったなら」とリンクする物語です。少しトキを戻して振り返っていただくと、初見とは異なる見方が出来るかもしれません。西日が強くなる手前の時間帯、春風が通り抜ける中で紡がれた写真の物語。彼女の世界が少しでもあたたかな世界でありますように。そして、限られた時間の中で人々を魅了するサクラを、そっと包み込むような形で見守ってほしい、そう願います。

第28話「見つけきれなかった花瓶」

location:出水川砂防公園(三隅地区)
date:3月下旬

comment:白い空に桜が溶け込んでいた日。彼女が迷い込んでいるのか、わたしが迷い込んでいるのか。内で見るのものと分かっているものを探してしまう。ひたすらに探してしまっていた時間は戻ってこない。けれど彼女が遠くに行ってしまって距離ができたときに気付かされた。何を。視線が交わっているのか分からない中で、実は2人とも花瓶の中にいたということを。⠀

第29話「聴こえるそばで、くるり」

location:観月河川公園
date:4月上旬

comment:次の季節が近づいてくるときに感じるモノ。今の季節だったら、田んぼの様子やあじさいの生長、生き物だったらツバメやホタルが当てはまるでしょうか。#ながとに物語をでは、ながとのロケーションはもちろんですが、そういった季節感も大切にしています。春の象徴でもある桜から、どんなことを受け取るかはヒトそれぞれですが、この物語の主人公である彼女が、振り返った先に見つけたモノをぜひ想像してみてください。それではまた忘れた頃に。春のつづきはまた来年。

第30話「何を見るのアンブレラ」

location:波の橋立 / 青海島シーサイドホテル / さわやか海岸付近
date:7月下旬

comment:こちらの物語は、第21話「涙という宝石に透かして」にリンクしている物語です。おそらく 「ながとに物語を」の中で一番長いシリーズになるため、完結した際にcommentもしくはepisodeをお話しさせてください。お楽しみに。

第31話「キミ色サイダー」

location:長門湯本温泉IC付近
date:8月下旬

comment:31話の投稿がはじまるとき、どのくらいの方がタイトルやロケーションに懐かしさを感じるだろうか、何か気が付かれる方がいるだろうか、とドキドキしていました。何のことだろうと思われた方は、ぜひ22話まで遡ってみてください。
 こちらの物語は、同じトキを過ごしているはずの彼女が2つの物語を通して、時間という平等の中で生まれる不思議な空間をお届けできたらと誕生させた写真の物語です。1年越しに、繋がりのある物語を無事お届けできました。⠀
 今年の夏は、いつも一瞬で過ぎ去る夏を恋しく思ってしまうほど、夏らしくなく寂しさを感じてしまいました。それでも写真で、ながとの夏を伝えられていたら嬉しいです。バイバイ8月。⠀

第32話「てのひらのとんぼ玉」

location:頭振川みどりの砂防公園 / 県道38号線沿い / 津田農園直売所付近
date:11月下旬

comment:Twitterやストーリーでお伝えしましたが、32話を投稿中にこの物語のロケーションのひとつである銀杏の木が切られてしまいました。あんなに立派だったのに…残念でなりません。でも実は、その他の物語でもロケーションが変化しているものがあります。変わらないもの、変わるもの、写真はどちらにも寄り添えることが魅力のひとつでもあるので、フォト企画でも大切にできればと思います。
 この物語は、ながとに物語をの中でも数少ないシリーズものです。続編を楽しみにして頂ければ嬉しいです。

第33話「山茶花との約束」

⇒現在、投稿中

  • Google+
  • LINE