記事更新日:
2021.02.27
ライター情報:
長門市観光コンベンション協会
長門市俵山温泉で行われていた「俵山温泉版 ワーケーションモニターキャンペーン」。
このたび、写真家・相沢 亮さんとフォトグラファー・Koichiさんが参加し、ワーケーション期間中に長門市内を撮影されました。
本ページでは、お二人の撮影風景を記録写真とともにお届けします。
「ワーク(労働)」と「バケーション(休暇)」を組み合わせた造語。
観光地やリゾート地でテレワーク(リモートワーク)を活用し、働きながら休暇をとる過ごし方を指します。
2017年にカメラに出逢い、東京を拠点に活動中。主に都市の情景をオールドシネマのような空気感で撮影。その写真の人気が出て2020年1月フリーランスの写真家へ。現在は、主にメーカータイアップ、企業のPR案件、エンターテイメント施設の撮影や雑誌への寄稿等、活動の幅を広げる。日本全国を写しその魅力を写真を通じ伝えるのが今後の目標。SNSフォロワー7万人越え。
▷Twitter(@aizawa0192)
▷インタビュー記事(Yahoo!JAPANニュース/with news[朝日新聞])
▷YouTube動画(動画制作)
岐阜県高山市出身のフォトグラファー。東京を中心に活動。 主な作品は風景の中に人を入れた写真や、Photoshopを使ったアート写真。 大学で上京し、学生生活の中で風景を切り取る楽しさを知る。3年間NikonのAPS-C機の限界に挑戦し、フルサイズへ移行。「心に響く写真」をコンセプトに、日常を切り取る。 最近はフィルムカメラでの写真表現に力を入れ、カメラの文化そのものを後世に伝える活動をしている。東京カメラ部2020。
まず訪れたのは、絶景神社として有名な「元乃隅神社」。
現在、参拝休止中で境内には入れないため、境内の外からご覧いただきました。
晴天に恵まれ、空と海の青、鳥居の赤、草木の緑のコストラストを、はっきりと見ることができました。
雄大な自然をバックに123基の鳥居が並び絶景ポイントとして知られる、長門を代表する観光地です。
詳しくは、観るページ「元乃隅神社」をご覧ください。
「元乃隅神社」と同じ場所に、北東の風や冬の季節風で海が荒れるときほど見られる自然現象「龍宮の潮吹」というスポットがあります。
この日の天候は、条件があてはまっていて、高く吹きあがる「噴潮現象」を見ることができました。
吹きあがる瞬間を逃さないように、ずっとファインダーをのぞく姿が印象に残っています。
日本海を間近に見ようと岩場まで歩いていくと、目の前に広がる岸壁や水平線、波が岩にぶつかる音など、普段では得られない体験に感嘆の声が上がりました。
強風による激しい波が岩穴に入り込んで起こる「噴潮現象」。冬期に多く見られます。
詳しくは、観るページ「龍宮の潮吹」をご覧ください。
一通り撮影が終わったころ、「龍宮の潮吹」が上手く吹き上がった瞬間に現れる「虹」に出会えました。
いつ現れるかはタイミング次第で、「龍宮の潮吹」同様、ファインダーを覗きながらその一瞬を待ち続けました。
元乃隅神社を後に、車を約10分走らせて訪れたのは、標高333m・日本海の大パノラマが広がる「千畳敷」です。
高さが変わると、同じ日本海でも違った景色をご覧いただけます。
一面に広がる、空と海の青。奥に進むと、目の前に大きな風車。
お二人は普段見られない光景に感動しながら、大パノラマを思う存分満喫されていました。
標高333mの山頂に草原が広がる高台。晴れた日には海と空の大パノラマが視界いっぱいに広がり、開放感たっぷりの絶景スポットです。
詳しくは、観るページ「千畳敷」をご覧ください。
午後は「道の駅 センザキッチン」にある「仙崎本丸」でお食事後、13:30の「青海島観光汽船」に乗船。
この日は、波があって外海に出ることのできないときの、青海島の表玄関「花津浦」へ向かい、Uターンして「紫津浦」を遊覧する「花津浦・紫津浦コース(所要時間:約50分)」でした。
さっそく窓を開けて撮影を始めたものの「今から向かう方向は、波しぶきが入る可能性があるので窓をしめてください」とアナウンス。
アナウンス通り「花津浦」に近づくにつれて、船が波とぶつかる音や傾き具合が激しくなって、カメラを構えるのもやっとの状態になりました。
窓をみると、波しぶきが天井までかかっていることが良くわかります。
方向を変えて進んでいった「紫津浦」は、先ほどのコースと打って変わって穏やかな海。
お二人は、海側と島側の両方を見ながら、思い思いに撮影されていました。
青海島の景色を船上から堪能できる遊覧船。島をぐるりと一周する「青海島一周コース」を基本に、海の状況で変わる5つのコースが楽しめます。
詳しくは、楽しむページ「青海島観光汽船」をご覧ください。
下船後、「海を撮りたい」というお二人の希望により、「道の駅センザキッチン」の近くにある「さわやか海岸」へ行きました。
朝から市内各地の海を堪能しているお二人ですが、まだまだ撮り足りない様子。
「夏にはこのロケーションにモデルさんを入れて撮影したい」という声も聞こえてきました。
美しい夕日に輝く向こう側に「花津浦」が見えると金子みすゞが詩に詠んだ海岸です。
詳しくは、楽しむページ「さわやか海岸」をご覧ください。
さらに海を求めて訪れたのは「さわやか海岸」から車で約20分のところにある「松島海岸」。
透明度抜群の海を前にして、いろいろな角度で撮影されていました。
海と言えば「夏」というイメージがありますが、「ながとの海」は年中透き通っているので、季節問わず綺麗な海をご覧いただけます。
北長門海岸国定公園の大自然に囲まれた風光明媚な海岸です。
詳しくは、楽しむページ「松島海岸」をご覧ください。
「ながとの海」を撮影しきったお二人。次なる目的は、日が傾いてきたこともあって「夕焼け」にシフトしていきました。
日没時間は18:00前。それまでに少し時間があったので、青海島にある「波の橋立」のビューポイントへ。
「光芒が美しい」と望遠レンズに替えたり、手前にあった菜の花に注目したり、それぞれの視点で風景を捉えていました。
金子みすゞが「仙崎八景」のひとつ。
詳しくは、観るページ「波の橋立」をご覧ください。
最終スポットには、「波の橋立」から車で約20分。青海島の一番奥にある「通地区」を訪れました。
この時間帯になって、太陽が沈む方向に多くの雲が発生。それでも、光の具合や空の色はとても綺麗でシャッター音が響きました。
この日のお二人の走行距離は約120km。
長門市俵山温泉を発着地点に、ところどころ寄り道をしながら7つのスポットを巡りました。
お二人が夢中になって撮影している姿を見ながら、改めて長門市には多くのフォトスポットが存在することを認識することができました。
来年度には、このたびのルートも参考にしながら、フォトスポットを巡るツアーを「ながと体験プログラム“ナガトリップ”」に造成する予定です。
フォトスポットを巡るには車が必要不可欠な長門市で、初めてのフォトツアーが誕生する日を楽しみにして頂ければ幸いです。
ワーケーション期間中に、お二人が撮影されたお写真は、それぞれのSNSで発信されています。どんな風に長門市を撮影されたのか、ぜひご覧ください。