記事更新日:
2021.12.17
ライター情報:
長門市観光コンベンション協会
2021年4月~11月まで開催されていた「巡回写真展 写真家 岩倉しおりさんのながと写真旅」が閉幕して1ヶ月が経ちました。
会期中は多くの方がご来場され、写真家 岩倉しおりさんの世界観によって撮影された<ながと>を広くお届けすることができました。
本企画は、㈱ニコンイメージングジャパンの運営するフォトライフスタイルWEBマガジン「NICO STOP」と、長門市のフォト企画「YUKUTE PHOTO」のコラボレーション企画で誕生しました。詳しくは「写真家 岩倉しおりさんのながと写真旅」をご覧ください。
このたびの主人公は、巡回写真展FINALの会場にも登場した「NICO STOP」のバス停です。
関東からはるばる長門へ出張していたNICO STOPのバス停。実は、FINAL終了後に長門市を巡っていただきました。
その様子を、ながと写真旅 番外編「旅するNICO STOP in 山口県長門市」としてお届けします。
朝一で訪れたのは、2020年春に「そぞろ歩きが楽しめる温泉街」として、温泉街丸ごとリニューアルした「長門湯本温泉」です。
バス停が立っているところは、川の上でせせらぎを聴きながらくつろげる「おとずれ川テラス」で、誰でも自由にお使いいただけます。
600年の歴史を持つ温泉「立ち寄り湯 恩湯」のリニューアルをはじめ、空き家をリノベーションしたカフェやバーなどが現在も続々とオープンしています。
旅をした11月下旬は、温泉街にある「紅葉の階段」で紅葉が見ごろを迎えようとしていました。
この日は「紅葉ごろ寝BAR」開催期間中だったので、ごろ寝しながら紅葉を観賞できる椅子が設置されていました。※イベントは終了しています
そぞろ歩きを楽しんだ後は、足湯のご利用も。温泉街には2つの足湯があります。
歴史と未来を感じる新しい温泉街「長門湯本温泉」。訪れた際には、ぜひ癒しのひとときをお楽しみください。
詳しくは「長門湯本温泉 公式観光サイト」をご覧ください。
長門湯本温泉から「山陰自動車道 長門・俵山道路」通って約10分。紅葉の名所である「西念寺」を訪れました。
見事な紅葉の中に、バス停の朱色が溶け込みます。
こちらのロケーションは、フォト企画「#ながとに物語を」で撮影された場所でもあり、同じ場所同じ構図で撮影させていただきました。
市内の紅葉スポットとして有名な「大寧寺」はもちろんですが、秋にながとを訪れる際には、一緒に「西念寺」も訪れてみてください。
次に訪れたのは、俵山温泉街。新しくなった長門湯本温泉と打って変わって、ながとには昔懐かしい温泉街もあります。
俵山温泉は、高濃度の水素を含んだ強い還元力(抗酸化作用)をもち、古くから湯治場として利用されている温泉です。
その実力は、全国平成温泉番付で西の横綱に選ばれるほど。
旅館のほとんどが内風呂を持たないため、宿泊客は外湯の「町の湯」や「白猿の湯」を利用します。
下駄を鳴らし、浴衣姿で温泉街を歩く姿はとても風情があり、昔懐かしい温泉街でゆったりとした時間を過ごすことができます。
俵山温泉のあるエリアは、隠れた桜の名所でもあるので、春の季節に訪れるのもおすすめです。
長門市を代表する観光スポット「元乃隅神社」は、アメリカのニュース専門放送局・CNNが発表した「Japan’s 31 most beautiful places ? “日本の最も美しい場所31選” 」に選ばれたことで注目を浴びた絶景神社です。
鳥居の赤、日本海の青、草木の緑のコントラストが素晴らしく、毎年多くの方が参拝に訪れています。
撮影中、「バス停ができるの?」と何人かに声をかけられましたが、「元乃隅神社」は公共交通機関ではたどり着けない場所にあります。
訪れる際には、自家用車やレンタカー、タクシー、バスツアー等でお越しください。
鳥居の数は全部で123基。海側から上がっていくルートが正式な参拝ルートです。
元乃隅神社のもう一つの特徴は、高さ6mの鳥居の上部に<賽銭箱>が設置されていることで、「日本一入れにくい賽銭箱」と言われています。
お賽銭チャレンジをして入らなくても、鳥居の右下に小さな賽銭箱が設置してあるのでご安心ください。
この日は、撮影の関係で午後に訪れましたが、写真のように日が傾くと山の影となってしまいます。写真を撮るなら、午前中に訪れるのがおすすめです。
12月15日(水)~19日(日)までの期間限定で「元乃隅神社ライトアップ 双龍一会 ~冬~(事前予約制)」を開催中。
写真家 岩倉しおりさんが、ながと写真旅で訪れたスポットは2日間で全16ヶ所。このたびの番外編では、そのうちの5ヶ所を巡りました。
ながと写真旅では、2日目の早朝に訪れた「千畳敷」。
残念ながら朝日は見られませんでしたが、岩倉しおりさんは天高くに浮かんでいた<月>を見つけ、被写体と一緒に撮影されました。
千畳敷は、標高333mの山頂にある、空と海の大パノラマが展開する絶景スポットです。
敷地内には「千畳敷高原キャンプ場」があり、近年のアウトドア人気の影響で利用客が増えています。標高が高いので、夜は満天の星空もご覧いただけます。
岩倉しおりさんが撮影された影響で、お問い合わせが増えている「只の浜展望所」。
バス停も同じ場所に設置して撮影しました。
こちらのロケーションは、フォト企画「#ながとに物語を」でも撮影しているスポットで、季節や天候によって表情が変わる日本海にもご注目ください。
干潮の際に渡れることができる「王子鼻灯台」。
灯台を撮影したいと思われていた岩倉しおりさんによって見つけられた灯台で、こちらも撮影スポットのひとつとして訪れる方が増えています。
バス停は、日が傾いてきた夕方に撮影。
灯台もバス停もシルエット撮影になりましたが、日中とまた違った雰囲気で撮影できます。
岩倉しおりさんが「ながと写真旅」を通して一番印象に残っているスポット「青海島共和国」。
残念ながら室内での撮影はできませんでしたが、イチョウが見事に色づいていたタイミングだったのでイチョウと一緒に撮影しました。
元は小学校なので、春は桜、秋はイチョウと季節を感じられるスポットです。
旅の最後に訪れた「波の橋立」は、日本海の潮流の作用により礫(つぶて)と砂が直線状に堆積したもので、長さが1300mもあります。
岩倉しおりさんは、「波の橋立」の西側の端で撮影を行いました。
こちらのロケーションは、日の傾く時間帯も綺麗ですが日中に訪れるのもおすすめです。海と空の青が、視界いっぱいに広がります。
SNS上では、岩倉しおりさんの写真と同じ場所で撮影された写真を見かけるようになりました。
ながとに訪れた際には、次の写真のように、同じ場所同じ構図での撮影にもぜひチャレンジしてみてください。
岩倉しおりさんが撮影されたスポットは、NICO STOP記事「写真家 岩倉しおりさんが恋した「山口・長門市」の美しい海岸線 – 「ながとブルー」と光を追い求めたフィルムの旅」の下部にGoogleマップで紹介されています。
NICO STOPのバス停よる「ながと写真旅<番外編>」、いかがでしたでしょうか。
どの場所で撮影しても絵になるNICO STOPのバス停。
ながとのロケーションとの相性も良く、実際に設置していただきたいと思うほどでした。
このたびは、日帰り旅で可能な限りのロケーションを巡りましたが、ながとには、まだまだ多くの観光スポット・フォトスポットがあります。
ロケーションを紹介するフォト企画「#ながとに物語を」では、Instagramを中心に<1話12枚の写真の物語>として、観光写真とは視点を変えた写真を投稿中です。ぜひそちらもご覧ください。
【公式ページ】#ながとに物語を~1話12枚の写真の物語~
【公式SNSアカウント】Instagram(@yukuteyuku) / Twitter(@yukute_yuku)
2021年2月、フォトライフスタイルWEBマガジン「NICO STOP」とフォト企画「YUKUTE PHOTO」のコラボレーション企画で、写真家 岩倉しおりさんに長門市を巡っていただきました。
3月の記事公開、4月~11月の巡回写真展、今回の番外編と長期にわたり「ながと写真旅」にお付き合いいただきありがとうございました。
このたびの企画をきっかけに、皆さんによる「ながと写真旅」に繋がれば幸いです。